概況/寄り付き NYダウの最高値更新を好感し、東証も全面高。シャープはサムスンの出資で買い先行、東京精密は野村証券が目標株価を引き上げ。

概況


日経平均 日足 MA(25/75)

日経平均 日足 MA(25/75)

今朝の外国証券6社による寄り前の注文状況は売りが1,580万株、買いは1,920万株でした。

9時15分時点のTOPIXは1,000.32ポイントの11.70ポイント高、日経平均は11,841円の157円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,334、値下がり銘柄数は183。

昨日のNYダウは125ドル高の14,253ドルと過去最高値を更新しました。2月のISM非製造業部門指数は56.0と1月の55.2から上昇し、2012年2月以来の高水準となったことや、FRBによる金融緩和の継続期待も米国株を押し上げました。

今朝の東京株式市場も全面高の始まりとなっています。

シャープ(6753)は韓国サムスン電子の出資を受け入れることで合意したと報じられ、買い気配の始まりとなっています。鴻海精密からの出資交渉が難航していましたが、サムスンがシャープの第三者割当増資を引受け、約100億円を出資し、出資比率は約3%となる見通しとなったことが安心されました。

東京精密(7729)は野村証券が投資判断を「Buy」継続で、目標株価を1,422円→2,061円に高めたことが注目されました。計測事業では海外向けの売上比率が上昇、半導体製造装置でも現地通貨建て売上の比率が比較的高いことから、円安恩恵はセクター内では相対的に高い。対ドルレート1円の変動による営業利益への影響は約8,000万円。加えて、足元の取材で、既に回復の兆候が出ている半導体製造装置の受注が、今春のOSATの投資により、さらに増加する可能性が高いことが確認できたと解説しています。

タダノ(6395)は岩井コスモ証券が投資判断を「B+」→「A」に、目標株価を680円→1,050円に引き上げました。クレーン(起重機)メーカーの2012年4~12月期の北米向け売上高169億円の7割程度が、極寒のオイルサンドや山奥のシェールガスの採掘プラントの保守工事用に使われています。特にオイルサンドの油田プラントはクレーンの使用環境が厳しいため、運営する顧客から同社のクレーンを指名する声が高いなど、高い機種性能による差別化戦略が成功しているそうです。

村田製作所(6981)はみずほ証券が投資判断を「中立」→「買い」に、目標株価を4,800円→7,000円に引き上げたことが好感されました。モバイル端末の高機能化のメリットや円高是正により利益拡大へと予想しています。

大陽日酸(4091)もはみずほ証券が投資判断を「買い」継続で、目標株価を580円→780円に引き上げたことが注目されました。産業ガスの需要回復にコスト削減が加味されることで、今後の成長シナリオがより鮮明にと解説しています。

セイノーホールディングス(9076)はモルガンスタンレーMUFG証券が投資判断を「Equal-weight」→「Overweight」に引き上げ、目標株価は850円と発表したことに刺激を受けました。

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