概況/前引け 米国の自動歳出削減は、財政の崖に比べると許容できるという見方から下げ幅縮小。不動産や倉庫が高い。新興市場ではバイオ関連人気。

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

前引けのTOPIXは979.88ポイントの4.22ポイント高、日経平均は11,565円の6円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は889、値下がり銘柄数は653。出来高は15億4,617万株、売買代金は9,049億円。

米国で3月1日から自動歳出削減が発動されることになりそうですが、財政の崖では最悪の場合GDPを4%引き下げてしまうかもしれないと危惧されたのに対して、今回の自動歳出削減はGDPの引き下げ効果が0.5%程度なので、許容できるという見方から、日経平均は寄り付きの11,464円(前日比94円安)を安値に下げ幅を縮小しました。

日銀の新総裁の下での大胆は金融緩和に期待して、東京建物や三井不動産などの不動産株が揃って昨年来高値を更新し、倉庫株も不動産賃貸事業や土地の含み益に加えて、日本政府のTPP参加で輸入が増え、倉庫の入庫量も増えるという期待で軒並み昨年来高値を更新し、安田倉庫はストップ高となりました。

中長期的な税収増に貢献すると見られる国内カジノ法案については、両院での与野党の勢力が最終的に確定する参議院選挙明けの提出が予想されるという見方から、日本金銭機械(6418)もカジノ関連として値上がりしました。

旅行会社のHIS(9603)は岩井コスモ証券が投資判断を「B+」継続で、目標株価を3,000円→4,200円に引き上げました。海外旅行需要の拡大やLCC(格安航空サービス)の普及を背景に、2013年10月期の営業利益は会社計画の150億円(前期比33%増益)に対して、170億円(前期比50%増益)と予想し、2014年10月期は210億円(前期比24%増益)に拡大すると見ています。

一方、東邦チタニウム(5727)は4月1日からのスポンジチタンの減産拡大と、太陽光発電用途ポリシリコン事業撤退と撤退に伴う28億円の特別損失の計上を発表したことで売られました。

日経ジャスダック平均は1,632円の5円高。理化学研究所などが2月28日に、iPS細胞(人工多能性幹細胞)で目の難病「加齢黄斑変性」を治療する臨床研究の審査を、厚生労働省へ申請したと発表したため、再生医療関連やバイオ関連への関心も引き続き高く、ジャパンティッシュエンジアリング(7774)やセルシード(7776)などが大幅高となりました。

ニッピ(7932)は大阪大学と京都大学から技術使用権を得て、iPS細胞の培養を助けるたんぱく質を年内に発売するため、再生医療関連と注目されています。

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