概況/前引け イタリアの国債入札は無事通過を好感。東京都競馬などの土地持ち企業が高く、倉庫株は土地含み益とTPPで恩恵期待。海洋基本計画で日本海洋掘削も高い。

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

前引けのTOPIXは969.12ポイントの15.40ポイント高、日経平均は11,462円の208円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,326、値下がり銘柄数は258。出来高は15億7,774万株、売買代金は9,175億円。

昨日のイタリアの国債入札は無難な結果となり、米国株式市場も上昇したため、東京株式市場も反発しました。

イタリアでは10年債を40億ユーロ、5年債を25億ユーロ発行し、応札倍率はそれぞれ1.65倍、1.61倍となり、前月の入札時の1.32倍と1.30倍を上回りました。10年債の平均落札利回りは4.83%と、前月の4.17%から上昇しました。

東京株式市場は金融緩和期待の恩恵が波及するという見方で、東京都競馬や東京テアトルなどの土地持ち企業が買われ、三菱倉庫(9301)や渋沢倉庫(9304)などの倉庫株も土地の含み益に加えて、日本政府のTPP参加で輸入品も増えるので、倉庫が繁忙になるという期待も託されています。

政府の「海洋基本計画」の原案で、海底資源のメタンハイドレートの商業化に向け採算の取れる技術を2018年度に整備することや、今後3年程度でレアアース(希土類)の資源量調査を実施する方針も打ち出したため、日本海洋掘削(1606)や三井海洋開発(6269)が買われました。

東芝(6520)のクレディスイス証券が投資判断を「Neutral」→「OUTPERFORM」に、目標株価は290円→560円に引き上げたことが注目されました。NAND型フラッシュメモリが安定事業として運営され損益の変動リスク、特に赤字転落リスクが大幅に低下したと解説しています。

コマツ(6301)の2014年3月期の営業利益は3,000億円を超える公算が大きく、今期予想(前期比10%減の2,300億円)を大きく上回ると日経新聞が報じたことで買われました。円高修正が利益を押し上げ、建設機械の中国需要も回復を見込む。先進国を中心とする値上げも寄与と伝えています。

日本エアーテック(6291)がストップ高となりましたが、清浄な空気を吹き付けて作業者の手元からチリやホコリを取り除く装置「クリーンベンチ」で持ち運び可能な製品を開発したと26日の日経産業新聞は伝えています。

日経ジャスダック平均は1,622円の10円高。環境管理(4657)がストップ高気配となりました。環境省が中国から飛来している微小粒子状物質(PM2.5)について、大気1立方メートル当たり70マイクログラムを超えると予測される場合、外出や屋内の換気を控えるよう注意喚起することにしたため、測定調査の需要が増えると期待されました。

ジェイアイエヌ(3046)が買われましたが、クレディスイス証券は投資判断を「OUTPERFORM」継続で、目標株価を3,700円→5,000円に引き上げました。2月の足元商戦では「J!NS花粉Cut」が前年比5倍前後と大幅増収で推移。3月下旬にはデザインやカラーバリエーションを一新した「JINS Sports」の発売を控えると紹介しています。

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