概況/前引け ムーディーズがイタリア総選挙の結果は格付けにマイナスという見方を示し、ユーロが売られ、円相場は1ドル91円64銭に。ただ、個別株物色は継続。

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

前引けのTOPIXは959.58ポイントの7.19ポイント安、日経平均は11,310円の88円安。東証1部市場の値上がり銘柄数は598、値下がり銘柄数は930。出来高は16億9,184万株、売買代金は9,405億円。

格付け機関のムーディーズが、イタリアの総選挙の結果は政治的な不透明感が続くことから、格付けにマイナスという見方を示したため、ユーロが売られ、円相場は1ドル=91円64銭と円高が進みました。

東京株式市場も円高警戒でトヨタが安く、リスクオフの動きからアイフルも売られました。政府によるTPP参加の地均しで、農業策に支援して買われてきた丸山製作所や井関農機も反落しました。

ただ、個別物色は継続していて、養殖マグロ向けの人工飼料を生産している林兼産業(2286)や、水産卸の東都水産などが農林水産業関連として物色され、補正予算が昨日成立したことを受けて、不動テトラやPS三菱などの国土強靱化関連も買われました。

日本M&Aセンター(2127)は4月にも中堅・中小企業のM&A仲介業務でアジア域内を中心に現地から撤退する日系企業と海外進出を目指す国内企業のM&Aを支援すると、26日の日刊工業新聞で報じられ、買われました。

愛三工業(7283)はシティグループ証券がレーティングを「2」(=中立)→「1」(=買い)に、目標株価も680円→1,050円に引き上げたことで注目されました。

一方、クレハ(4023)は転換社債発行で売られ、トプコン(7732)は公募増資で発行済み株式数が最大で16.6%増加することから、株式需給の悪化や、1株利益の希薄化懸念から売られました。

日経ジャスダック平均は1,611円の6円高。バイオ関連が反発し、東証マザーズ市場ではナノキャリアやタカラバイオやカイオムバイオサイエンスが高く、ジャスダック市場ではジャパンティッシュエンジニアリングや免疫生物研究所やメディシノバが買われました。

メディシノバ(4875)は2月26日に、覚せい剤の一種「メタンフェタミン」への依存症治療を目的に開発中の薬剤について、米食品医薬品局(FDA)からファストトラック(優先承認審査制度)の指定を受けたと発表したため、上市時期が早まるという期待でストップ高となりました。

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