概況/寄り付き 円高警戒で揉み合い。富士機工は復配期待で買われたが、トプコンは公募増資で、クレハは転換社債発行で下落。

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

今朝の外国証券6社による寄り前の注文状況は売りが1,570万株、買いは1,770万株でした。

9時15分時点のTOPIXは965.52ポイントの1.25ポイント安、日経平均は11,396円の2円安。東証1部市場の値上がり銘柄数は744、値下がり銘柄数は706。

昨日のNYダウは115ドル高の13,900ドルと反発しました。イタリアの政局混迷で昨日の欧州各国の株式市場は下落しましたが、米国では1月の新築住宅販売が43万7千件と予想の38万件を上回ったことや、家庭用品のホームデポがアナリスト予想を上回る決算は増配と自社株買いを発表したことで買われました。

その他、12月のS&Pケースシラー住宅価格指数は前年同月比6.8%上昇と、予想の6.6%上昇を上回り、約6年ぶりの高い伸びとなったことや、バーナンキ米FRB議長が議会証言で「一部金融市場でのリスクテークの高まりに伴う潜在的なコストが景気回復の促進や雇用創出の加速という効果を上回っているとはみていない」と量的緩和策を擁護したことで、早期の緩和解除懸念が後退したことも支えとなりました。

為替相場が1ドル=92円12銭近辺と引き続き、円安一服の状況となっているため、今朝の東京株式市場は揉み合いの始まりとなっています。

昨日は野村証券の格上げで買われたワコム(6727)も今朝は反落していて、トヨタや本田などの自動車株や銀行株は揉み合いで、川崎汽船も足踏みとなりました。

政府の農業支援への期待で買われた丸山製作所や井関農機も利益確保の売りで反落しています。
ただ、代わりに林兼産業や東洋精糖が買われました。

富士機工(7260)は2013年3月期の配当見通しをゼロから「未定」に修正したため、復配への期待から買われました。グループ再編に伴って特別利益が発生し、単独税引き利益が43億円(従来見通しは13億円)に上振れするそうです。会社側では2~3月の業績を見ながら、復配を含めて検討するとしています。

一方、トプコン(7732)は公募増資で最大132億円調達すると発表し、発行済み株式数が最大で16.6%増加することから、1株利益の悪化や株式の需給悪化が懸念され、売られました。

クレハ(4023)はユーロ円建て転換社債型新株予約権付き社債を150億円発行すると発表し、潜在株式の増加が警戒され、売られました。

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