概況/前引け 米国の量的緩和の縮小が早まるという警戒感、米国政府支出の強制削減が3月1日に迫っていることも不安視。自動車や金融が安い。

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

前引けのTOPIXは954.42ポイントの8.44ポイント安、日経平均は11,252円の56円安。東証1部市場の値上がり銘柄数は302、値下がり銘柄数は1,288。出来高は15億9,593万株、売買代金は9,680億円。

米国では1月29日~30日の開催されたFOMCで、複数の委員が、雇用市場が改善する前に資産買い入れの縮小か停止が必要となる可能性があると指摘していたことが2月20日に公表されたことや、米国政府の支出の強制削減が3月1日に迫っていることも警戒されています。

政府債務を減らすため、今後10年間で計1兆2千億ドル(約112兆円)を自動的に削る計画で、このまま発動されると、2013年度(2012年10月~2013年9月)は防衛費が当初計画比で13%削減、非防衛費は9%削減されることになります。GDPは0.6%押し下げられ、官民合わせて約75万人に雇用が失われると米国議会予算局は分析しています。

昨日の米国株が続落となり、東京株式市場も値下がりしました。

米国に対する警戒感から対米依存度の高いトヨタ(7203)が安く、先週末のG20財務相・中央銀行総裁会議で、名指しでの円安批判こそ回避したものの、露骨な円安誘導策は困難になったことから、リフレ期待も後退し、三菱UFJフィナンシャルグループ(8306)などの金融株も値下がりしました。

ジーンズメイト(7448)は既存店売上高が12月は1.1%増、1月は0.7%減、2月は6.3%減となったために売られました。

一方、東ソー(4042)は携帯電話から航空機まで幅広く使われるリチウムイオン電池が、異常高温状態になって破裂したり火災が発生したりするのを防ぐ新素材を開発したと報じられ、関心を集めました。

日本電産(6594)はモルガンスタンレーMUFG証券が投資判断を「Equal-weight」→「Overweight」に、目標株価を5,400円→7,000円に引き上げたことで注目されました。HDDモータの需要は大幅には減少せず、構造改革による業績改善が見込まれるため、構造改革費を除く実質的営業利益は12年度第3四半期の75億円をボトムに13年度第4四半期には214億円に改善すると予想しています。

日経ジャスダック平均は1,592円の5円安。大和コンピューター(3816)はシステム開発案件の受注が好調で、2013年7月期の営業利益見通しを1億5,500万円(前期比24.7%減益)→2億3,000万円(前期比11.6%増益)に上方修正したため、ストップ高買い気配となりました。

アールテックウエノ(4573)は開発した緑内障治療薬「レスキュラ点眼薬」を、米国のバイオベンチャーのスキャンポ・ファーマシューティカルズが米国販売を開始したことが好材料視されました。

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