概況/大引け 日銀総裁の人事案を控え売り惜しみの中、値上がり。サニックスは3月19日東証2部上場のアサンテの売却益期待。

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けのTOPIXは973.70ポイントの10.09ポイント高、日経平均は11,468円の95円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,316、値下がり銘柄数は291。出来高は28億2,282万株、売買代金は1兆8,543億円。

日銀正副総裁や人事院人事官、会計検査院検査官、公正取引委員会委員長、原子力規制委員会委員長などの人事は、国会提示前に漏れたら、審議に応じないという「事前報道ルール」は2007年に導入されましたが、厳しすぎるということから、撤廃となりました。安倍首相が日米首脳会談から帰国してから、日銀正副総裁の人事を内定し、国会に提示されます。

株式市場では岩田一政氏日本経済研究センター理事長(元日銀副総裁)が外債買い入れを通じて円高是正とデフレ脱却を目指すという持論や、2007年2月の追加利上げ時にはただ1人反対したことで、リフレ期待に沿うと期待されています。

ただ、日銀による外債購入は先週末のG20財務相・中央銀行総裁会議の声明で、「金融政策は国内物価の安定に向けられる」、「通貨の競争的な切り下げを回避する」、「競争力のために為替レートを(政策)目的としない」などの表現が盛り込まれたので、実現は難しくなったと見られています。

黒田東彦アジア開発銀行総裁(元財務官)は、古くからのインフレ目標論者で、追加緩和に積極的ですが、アジア開発銀行の総裁を退任して日銀総裁に就任する場合、日本が引き続き、アジア開発銀行の総裁職を保持できるかが気がかりとなっています。

日経平均 日足 MA(25/75)

日経平均 日足 MA(25/75)

本日の東京株式市場は日銀総裁の人事案を控え、売り惜しみの中、値上がりしましたが、トヨタ(7203)は4月の国内生産台数を従来計画より1割程度上積みする方針で堅調だったものの、ホンダ(7267)は揉み合いとなり、日産(7201)は小幅安となりました。

米国でガソリン価格が32日連続で上昇していて、過去1ヵ月で約13%上昇しました。車社会の米国ではガソリン価格の上昇は可処分所得の減少をもたらすため、個人消費の下押し圧力となることが警戒されています。

シロアリ防除のアサンテ(6073)が3月19日に東証2部市場に新規上場します。サニックス(4651)はアサンテの大株主で保有株売却益への期待で値上がりしました。

米国のシェールガス開発で、恩恵を受けるという期待から、LNGタンクのトーヨーカネツや遠心分離機の巴工業なども買われました。

日本製紙グループ本社(3893)は三菱UFJモルガンスタンレー証券が投資判断を「Neutral」→「Outperform」に引き上げたことで買われました。来期増益が十分に見込めるうえ、修正ROEの急速な改善に対し来期予想PBRが過去12年間では低水準で放置されていると指摘しています。

日経ジャスダック平均は1,585円の18円高。ガンホーオンライン(3765)が高く、免疫生物研究所(4570)がストップ高となりました。

国内のすしロボットで圧倒的なシェアを持つ鈴茂器工(6405)は海外での日本食人気を受け、4~12月期の経常利益は前年同期比26%増益となったと日経新聞で報じられ、大幅高となりました。

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