概況/前引け 政府の産業競争力会議が農業強化策の検討で井関やコープケミカルなどが高い。日本航空は麻生財務相が、税金で助かった企業の利益の配当が国民に戻らず、海外に行くのは公平性を欠くと述べたことで下落。

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

前引けのTOPIXは965.61ポイントの2.92ポイント高、日経平均は11,395円の12円安。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,178、値下がり銘柄数は402。出来高は15億2,392万株、売買代金は8,892億円。

政府の産業競争力会議が昨日、農業強化策の検討に入り、安倍首相は農林水産品・食品の輸出を現在のほぼ2倍に当たる1兆円規模に引き上げる目標に向けた具体策作りを指示したため、農機具メーカーの井関農機(6310)や肥料会社のコープケミカル(4003)、農薬メーカーのクミアイ化学(4996)などが買われました。

環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に参加すると、海外の安価な農林水産品が流入してくるため、農家の反対も強い状況ですが、政府は「攻めの農林水産業」を育成し、TPP参加の環境作りを図りたいようです。

一方、日本航空(9201)は公的支援やリストラで業績が急回復し、昨年9月に再上場しましたが、38%を外国人が保有していることについて、麻生財務相が「税金で助かった企業の利益の配当が国民に戻らず、海外に行くのは公平性を欠く。腑に落ちにくいというのが率直な実感だ」と昨日の国会答弁で述べたため、売られました。

ファナック(6954)はiPhoneの筐体を削るためのロボドリルで茨城県に新工場を開いたばかりですが、アップル社の減産により、当てにしていた大量受注が消えました。アップル社は夏に金属製ではないプラスチック樹脂製の「廉価版iPhone」を発売する可能性が高く、その場合は金属加工用ドリルは不要になるリスクも浮上していることも警戒され、売られました。

ブリヂストン(5108)は天然ゴムなどの原材料価格の下落と、販管費の抑制効果などで、2012年12月期の営業利益が前年比49.5%増益の2,859億9,500万円で、2013年12月期の営業利益計画も前年比33.6%増益の3,820億円が謳われ、配当も2011年12月期の22円→2012年12月期は32円になり、2013年12月期は54円が計画されているも評価され、買われました。

グリー(3632)は発行済み株式数の1.0%に当たる230万株を上限に自社株買いの計画を発表し、値上がりしました。

日経ジャスダック平均は1,565円の8円高。3月末に1株を10株に株式分割するガンホーオンラインの人気が続いています。ジェイアイエヌや重松製作所も買われました。

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