概況/大引け G20財務相・中央銀行総裁会議で、日本に対する名指しでの円安批判が回避されたことで値上がり。低位の金融株の値上がりが目立つ。

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けのTOPIXは962.69ポイントの20.28ポイント高、日経平均は11,407円の234円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,542、値下がり銘柄数は121。出来高は31億2,762万株、売買代金は1兆8,404億円。

先週末に開催されたG20財務相・中央銀行総裁会議で、日本に対する名指しでの円安批判は回避されたことで、週明けの東京株式市場は買われました。

ただ、声明では通貨安競争の回避のために、国内目的の政策が負の波及効果をもたらさないよう監視し、最小化すると明記されたため、急激な円安に対する他国の懸念の深さを物語っているようです。

そのため、今後は日本政府による口先介入は大きく制約されるとともに、官民外債ファンドの創設、日銀による外債の購入といった措置は大幅な後退を余儀なくされそうという予想も聞かれました。

日経平均 日足 MA(25/75)

日経平均 日足 MA(25/75)

一方、次期日銀総裁は安倍首相の意を受けて大胆な金融緩和を行うことや、7月の参議院選挙に向けて、景気浮揚のための政策が総動員されるといった期待は継続しているため、金融株の物色は続き、三菱UFJフィナンシャルグループや野村ホールディングスなどの他に、新生銀行(8303)や三井住友トラスト(8309)、りそなホールディングス(8308)など低位の金融株の値上がりも目立ちました。

「物価が2%上がる世界では地価は20%上がる」といった見方もあるため、よみうりランド(9671)や東京都競馬といった土地持ち会社も買われました。

ただ、本日の米国はプレジデンツデーの祝日のため、米国投資家の参加が細ることや、裁定買い残高が昨年末の18億株弱から、2月13日で57億株となり、今年に入ってから連日3億株ペースで増加しているので、裁定解消売りが出てきた場合、株価を圧迫するスケールも大きくなるといった心配もあり、出来高は先週金曜日の45億株に比べると低下しました。

ベストブライダル(2418)がストップ高となりましたが、いちよし経済研究所はレーティングを「A」継続で、フェアバリューを12万9千円→17万7千円に引き上げました。ゲストハウスウエディングの大手で、1つの施設に複数の宴会場を展開することで収益性が高いのが特色だそうです。

三越伊勢丹ホールディングス(3099)は野村証券が参考ポートフォリオに追加しました。資産価値の再評価や景気回復の恩恵が見込まれる百貨店などにも注目していて、伊勢丹新宿本店の再開発は3月に完了予定で、婦人売り場を再構築し買い回り向上による増収見込むと解説しています。

日経ジャスダック平均は1,556円の9円高。直近新規公開株の買取王国やビューティガレージが売られ、メドレックスも小幅安となりました。

一方、ガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765)は3月末に1株を10株に株式分割すると発表し、投資金額が下がり買い易くなると歓迎され、2日連続ストップ高となりました。

バイオ関連は値下がりする銘柄が多く、カイオムバイオサイエンスや3Dマトリックス、ナノキャリアは売られました。

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