概況/前引け G20財務相・中央銀行総裁会議で、名指しでの円安批判は回避されたことで買われた。日銀総裁の人事への期待も重なり、金融株の上げも目立つ。

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

前引けのTOPIXは962.88ポイントの20.47ポイント高、日経平均は11,425円の251円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,475、値下がり銘柄数は148。出来高は17億2,696万株、売買代金は9,468億円。

先週末に開催されたG20財務相・中央銀行総裁会議で、名指しでの円安批判は回避されたことで、週明けの東京株式市場は買われています。

ただ、政府関係者の円安誘導とも取られかねない発言は慎む必要があり、これまでのようなピッチで円安が進行することは考えにくいことや、円安の持続性はアベノミクスの三本目の矢である「成長戦略」の策定にかかっており、2月22日の日米首脳会談ではTPP (環太平洋戦略的経済パートナーシップ協定)参加に向けた進捗が見られるかが焦点となりそうといった解説も聞かれました。

先週金曜日は、G20で日本の円安誘導策に対する批判が強まりそうという警戒から日経平均は133円安となりましたが、直接の批判は免れたことで、251円高と下げ幅を取り戻す以上に値上がりしました。

日銀総裁の人事で大胆な金融緩和に積極的な人選が行われるという期待も重なり、過剰流動性への期待で三菱UFJフィナンシャルグループや野村ホールディングス、新生銀行、三井住友トラストなどの金融株が買われました。

為替相場も1ドル=94円13銭近辺と、円安となっていることから、トヨタなどの輸出関連も買われています。また、指数寄与度の高いファーストリテイリングが昨年来高値を更新しました。

トプコン(7732)はトータルステーションと呼ばれる工事現場で使用される測量機で、国内シェア7割のトップで、国土強靱化関連として物色されました。

ホソカワミクロン(6277)は固体を粉々にしたり混ぜたりする「粉体製造装置」で世界最大手の企業で、新興国向けの売上高は2012年9月期までの3年間で毎年5割ずつ伸びていて、中期経営計画の2014年9月期の売上高420億円は1年前倒しで達成してしまうと岩井コスモ証券で予想していることなどが日経ヴェリタスで報じられ、値上がりしました。

一方、シャープ(6753)は格付け会社のS&Pが、長期優先債券の格付けを「B+」→「B」に引き下げたことで売られました。

日経ジャスダック平均は1,555円の8円高。買取王国とビューティガレージは反落しましたが、メドレックスは高くなっています。

ガンホーオンライン()やクルーズが買われ、ナノキャリアや3Dマトリックスなどのバイオ関連は売られました。

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