ZOOM UP スノーピーク 注目度高まる

概況


「ブランド力」で新規事業続々

アウトドア製品メーカーのスノーピーク(7816・東マ)に注目したい。5日に国内3カ所目となる販売店併設キャンプ場の開設を発表。昨年12月IPO(新規上場)で好業績、好需給への見直し人気も重なり、翌6日はストップ高(前日比1,000円高の7,900円)まで買われた。

スノーピーク(7816) 日足

スノーピーク(7816) 日足

国内外の競合がひしめくアウトドア業界において、固定ファンを集める同社。秘訣は一貫した「ブランド力」にある。新潟県三条市内の丘陵地帯に約16万平方kmのキャンプ場を有し、ここに本社と工場を置く。三条市は金物が盛んな地であり同社も金物製造がルーツ。永久保証を付与するなど品質の高さに定評がある。

前12月期までの4期連続で20%台の増収を維持するなど基盤事業は堅調。加えて最近はアウトドアからの派生事業にも着手して、さらなる飛躍を目指している。

1つは昨秋立ち上げた「アパレル」。インナーには米軍が使用する難燃・吸水速乾性のある機能素材を使用。ムダを省きつつ高いデザイン性が注目を集めた。結果、米国の2大セレクトショップで取り扱われるとの快挙を成し遂げている。

インバウンド関連の側面も

もうひとつは「グラマラスキャンプ(グランピング)」。東京五輪を前に関係省庁と実現に向けた調整を進めている。

グランピングは欧米で人気の宿泊形態。テントとリゾートホテルの中間のようなもので、言うなれば「大自然の中のスイートルーム」。グランピングを含む「オートキャンプ」は、インバウンド関連のダークホースと目されている。

同社は昨年12月11日にIPO。公開価格の2.3倍となる5,390円で初値を付けた。2月12日に今期業績予想を発表。営業利益は4億4,200万円(前期比91%増)と、倍増した前期と同様に高成長を計画している。(Y)[本紙3月9日付2面]

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