アクティビスト復活鮮明 金満大型株に改革圧力

概況


“第2のファナック”を探せ!

内外でアクティビスト(モノ言う株主)の活動が活発化している。

日本ペHD(4612) 週足

日本ペHD(4612) 週足

日本においては、旧村上ファンドの流れをくむエフィッシモキャピタルマネージメントがTOB(株式公開買い付け)を発表したセゾン情報システムズ(9640・JQ)が前週、2営業日で46%の棒上げを記録した。

一方、昨年にかけてのソニー大量保有で大いに名を売った米国ファンド、サードポイントが顧客向けレターで保有を明かしたファナック(6954)も、報道のあった10日移行の4営業日で一時、13%高。時価総額5兆円規模の重量級だけに、インパクトの大きさがうかがわれる。

エフィッシモ大株主銘柄としてはほかに、ヤマダ電機(9831)日産車体(7222)の名が挙がり、サードポイント保有では、ソニーを売却済みとされる一方、IHI(7013)継続保有も観測されている。

THK(6481) 週足

THK(6481) 週足

もっとも、こうした動きは折に触れて浮上してくる可能性があると言えるだろう。みずほ証券は10日付レポートで、「キャッシュリッチの大型株は海外アクティビストの提案を受ける可能性」を指摘。特に、「自己資本と外国人保有比率が高く、配当性向が低い大型株」12銘柄をピックアップした。

中でも、予想PER20倍未満の割安株には、日本ペイントHD(4612)オムロン(6645)THK(6481)が挙げられる。PER20倍台前半までなら、上組(9364)SMC(6273)富士フイルムHD(4901)村田製作所(6981)ツルハHD(3391)も加わる。

実際に、これらがアクティビストファンドの標的になるかどうかはともかく、株主による一層の資本効率向上圧力が生じやすく、また、そうすることで、バリュエーション改善の期待される銘柄群、とみることもできるだろう。(本紙2月18日付2面)

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