「円安になりやすい時間帯」 午前3-7時が要注意

概況


「日中は円高傾向、夜間は円安傾向」…。かねて経験則的に指摘されてきた時間帯別の為替変動だが、昨秋、5年分のデータを基に為替相場の“時間効果”を計測したニッセイ基礎研究所のレポート(「円安になりやすい時間帯は存在するか?」)が市場で話題を呼んだ経緯もある。

そのニッセイ基礎研、13日付で同じテーマのレポート第3弾を発行。今回は、ドル円以外の通貨ペアも含めた、より深い検証となっている。レポートによると、(1)午前7時から11時は国内輸入業者のドル買い需要が強く、各通貨に対しドル買い優勢。その後、(2)午後3時までは輸出業者や運用会社のドル売り需要が強まり、(3)午後3-7時は、最も円高に寄与した時間帯。ロンドン市場の取引が徐々に増え、英ポンドが売られやすい。(4)ロンドン中心の11時までは、対ドルでユーロと円が大きく売られる傾向。続く(5)午前3時まではトレンドが出にくい。そして、流動性の薄い(6)午前3-7時は投機筋の取引が行われやすく、過去のデータでは最も円が弱くなっていたとか。短期のFXトレーダーはもちろん、輸出関連株などを為替にらみで売買する際も、こうした傾向は頭に入れておく必要がありそうだ。

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