過去の未年相場を振り返る 前半調整後、盛り返して秋口高値へ

概況


5、7、10、12月が良好

過去5回の未年相場の傾向を振り返ってみたい。といっても、ほぼ一貫した上昇波動をたどったのは1979年のみで、上昇した55年や2003年にしても、前半に調整局面を挟んでいたことがうかがわれる。

また、未年と言えば、(1)1955年5月=ワルシャワ条約機構結成、冷戦激化、(2)67年6月=第3次中東戦争勃発(ぼっぱつ)、中国が初の水爆実験、(3)79年1月=米中国交樹立、2月=イラン革命、3月=米スリーマイル島原発事故、(4)91年12月=ソ連崩壊-といった具合に、「中東」「ロシア」「中国」「海外原子力問題」など、今で言うところの海外“地政学リスク”が顕在化しやすく、原油価格と絡んだロシア、中東問題などは引き続き警戒を怠れないところだろう。

なお、過去の未年相場で、それぞれの月足陽陰線を追うと、いくつかの興味深い傾向が浮かび上がってくる。

5回の未年相場のトータルで、1-4月の“延べ20カ月分”の月足陽陰線は、「9勝11敗」の負け越しながら、7-10月の同じく“延べ20カ月分”では、「14勝6敗」と大きく勝率アップする。各月では、5月、7月、10月、12月が、それぞれ「4勝1敗」の勝率8割となっている。1-4月に月足陰線を連ねながら、5-8月に連続陽線に転じた前回、2003年のケースなどは典型的だが、前半調整→中盤から復調→10月にかけて高値形成といった恒例パターンも想起されてきそう。

思えば14年相場も、前年の高値納会から一転、年前半の軟調発進を強いられたが、その後、大きく切り返した経緯がある。15年も前半に反動安の調整展開を強いられる可能性は捨て切れないが、そんな時にこそ「未辛抱」の相場格言を胸に、いたずらに悲観に傾くことなく、安いところをじっくり拾っていくくらいのスタンスが求められそうだ。

 未年の日経平均月足陽陰線
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 年間高値 年間安値
1955年 乙・未 12月 4月
1967年 丁・未 3月 12月
1979年 己・未 9月 4月
1991年 辛・未 3月 8月
2003年 癸・未 10月 4月
2015年 乙・未 ? ?月 ?月

 

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