“IPOラッシュ”直前 軽量案件多く堅調予想

IPO 概況


2部案件にも目配せ

12月IPO ランキング
■軽量感ランキングTOP15
上場日 銘柄 コード 市場 資金吸収額
12/11 ビーロット 3452 東マ 2億100万円
12/25 エクストリーム 6033 東マ 3億8,000万円
12/16 マークラインズ 3901 JQ 5億8,800万円
12/26 MRT 6034 東マ 6億400万円
12/16 アトラ 6029 東マ 6億3,400万円
12/17 今村証券 7175 JQ 7億7,400万円
12/17 竹本容器 4248 東2 7億5,900万円
12/11 スノーピーク 7816 東マ 8億100万円
12/25 カヤック 3904 東マ 8億4,000万円
12/18 アドベンチャー 6030 東マ 8億7,200万円
12/19 サイジニア 6031 東マ 10億3,400万円
12/17 フルッタフルッタ 2586 東マ 10億4,400万円
12/24 ヨシックス 3221 JQ 10億7,300万円
12/25 東京ボード 7815 東2 11億3,300万円
12/24 データセクション 3905 東マ 11億6,900万円
■低PERランキングTOP10
12/24 綿半HD 3199 東2 4・3倍
12/17 今村証券 7175 JQ 6・4倍
12/17 竹本容器 4248 東2 8・7倍
12/18 大冷 2883 東2 8・7倍
12/19 メタウォーター 9551 東証 9・6倍
12/15 テクノプロ 6028 東1 10・1倍
12/25 東京ボード 7815 東2 10・8倍
12/25 エクストリーム 6033 東マ 10・8倍
12/24 ヨシックス 3221 JQ 11倍
12/22 イーレックス 9517 東マ 12倍
※資金吸収額、PERとも想定発行価格ベース

間もなくIPO(新規上場)ラッシュ。例年、師走相場は中旬あたりから機関投資家や外国人投資家の参加が減り、個人主導の“省エネ相場”の下、値動きの軽い小型株が人気を集めるが、「今回は例年と異なる相場風景になるのではないか。日銀マネー・年金マネーによって大型株市場が買い支えられ、全体的に堅調に推移しよう。12月IPOは28銘柄に及ぶが、資金吸収額上位トップ3をとっても500億円、450億円、300億円にとどまり、超大型案件は皆無。また、『資金吸収額10億円未満』が10銘柄、『10億円以上-15億円未満』も8銘柄と、軽量案件が多いこともあり、ガタガタになることはないだろう」(市場関係者)。

機関投資家の投資検討対象となり得る1・2部案件は8銘柄。1部上場のテクノプロ(6028)などは割安感や指数組み入れ思惑から上場後、堅調推移を予想する声も出ている。また、2部案件も経験則的に出足こそ穏健も、上場後にジリ高展開となるケースは結構多い。今月の2部案件は業態地味ながら見どころがあり、かつ、低PERで上値余地十分の銘柄がそろっていることから目配せしたい。

12月期決算企業が9銘柄と、全体の3分の1を占めることも特徴だ。期末接近のタイミングでの上場案件は、次期業績への期待感が膨らみやすく、たとえ今12月期予想PERで見て割高感があるとしても、次期業績にらみで高PERが許容され、高株価となりやすい。一方、投資家の信頼感喪失につながる上場初年度の業績下方修正を避けるため、主幹事が業績の足取りを確認するべく期末近くまで上場時期を引っ張るケースも。その場合、業績動向や事業基盤に心もとない点がある可能性があり、12月期決算銘柄はその当たりも見極めて対応したい。

週別では、IPOラッシュがスタートする12月第2週案件は「やや割高ながら軽量感を前面に押し出した」タイプが目立ち、IPO再開したての旺盛な需給で乗り切り狙う形。それに比べ第3週案件は重量級が多く、慎重な対応が求められる。第4週上場の新興銘柄は軽量感と割安感を併せ持ち、人気化が想定される。

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