GDP<1部時価総額 05-07年以来

概況


日経平均の先行きを占う上で、「GDP(国内総生産)と東証1部時価総額の関係」に着目する向きも。

というのも、古今東西、「GDP<市場時価総額」となると、割高と見なされるのがセオリー。現在、東証1部の市場時価総額は500兆円を超えたが、これに対してGDPは、名目で483兆円、実質は522兆円。

過去、日本で「GDP<市場時価総額」という事象が発生したのは、1988年-90年。近年では2005-07年に見られ、いずれも2年ほどGDPを上回る状態が続いた。

一部証券会社のデータによると、GDPと市場時価総額の乖離(かいり)率は1989年がピーク。参考までに、当時は東証1・2部の合計時価総額611兆円に対し、名目GDP414兆円、実質GDP402兆円で、時価総額との差は1.5倍だった。同様に05年-07年は時価総額とGDPの差は5%だった。

足元では、市場時価総額は、実質GDPはまだ超えていないものの、名目GDPを5%ほど上回っていることから、そろそろ感を覚える向きも。むろん、過去に倣えば「GDP<市場時価総額」状態は2年間続いたことから“2年ほど猶予がある”と言えなくもない。その間でどれだけ経済成長できるかで、株価の先行きも変わることに。

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