概況/大引け G20財務相・中央銀行総裁会議で通貨安競争に対する懸念が示されるとの警戒感から1ドル=92円26銭まで円高が進み、東証は下落。みずほFGと三井住友FGはUBSが格下げ。

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けのTOPIXは942.41ポイントの12.47ポイント安、日経平均は11,173円の133円安。東証1部市場の値上がり銘柄数は235、値下がり銘柄数は1,414。出来高は45億1,480万株、売買代金は2兆3,156億円。

本日から始まるG20財務相・中央銀行総裁会議で通貨安競争に対する懸念が示されるとの見方から、円相場は2月12日の1ドル=94円46銭を円安のピークに、円高方向に巻き戻され、本日は1ドル=92円26銭まで押し戻されました。

東京株式市場も安倍政権の円安誘導策による金融リフレが封じられると警戒され、利益確保の売りに押されました。

円安進行が阻まれるという懸念から、トヨタなどの輸出関連が売られ、みずほフィナンシャルグループや三井住友フィナンシャルグループはUBS証券の格下げが響きました。

UBS証券はみずほフィナンシャルグループ(8411)の投資判断を「「Neutral」→「Sell」に、三井住友フィナンシャルグループは「Buy」→「Neutral」に引き下げました。

みずほフィナンシャルグループの株価パフォーマンスが他のメガバンクを上回っている一因には、同社の株式エクスポージャーが大きく、株高のメリットを受けやすいことがありますが、株高が実際に銀行のバリュエーションに与える影響は限定的で、他のメガバンク対比では、株主還元余地が乏しいと指摘しています。

三井住友フィナンシャルグループについては、堅調な業績と足元の環境改善を踏まえても割安感は縮小と解説しています。

日経平均 日足 MA(25/75)

日経平均 日足 MA(25/75)

不動産ファンドのケネディクス(4321)は2012年12月期の営業利益実績が前期比15.8%減益の58億3,700万円で、2013年12月期の営業利益予想も45億5,000万円(前期比22%減益)が示されたことで売られ、ストップ安となりました。

一方、シークス(7613)は電子部品の実装などの電子機器受託製造サービス(EMS)の大手企業で、2012年12月期の営業利益が前期比15.4%増益の46億4,700万円で、2013年12月期の営業利益計画が53億3,000万円(前期比14.7%増益)と発表され、買われました。過去最高益は2007年12月期の54億2,300万円ですが、指呼の間となることが有望視されました。

日本政府が燃料の安値調達につながる「シェールガス」の権益取得やプラント建設の資金調達を支援するために1兆円の債務保証枠を新設すると報じられ、LNGタンクの受注拡大期待でトーヨーカネツ(6369)が買われ、燃料費削減期待から電力各社も値上がりしています。

日経ジャスダック平均は1,547円の29円安。下落する銘柄が多い状態でしたが、直近新規公開株の買取王国とメドレックスはストップ高となりました。

ガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765)は3月末に1株を10株に株式分割すると発表し、投資金額が下がり買い易くなると歓迎され、ストップ高買い気配が続き、大引けで比例配分となりました。

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