概況/大引け 東京市場は続伸も、日経平均は319円高から失速。不動産や小売りは高い
大引けの日経平均は17,197.05円の72.94円高、TOPIXは1,377.05の1.84ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は555、値下がり銘柄数は1,190。出来高は31億2,037万株、売買代金は3兆2,703億円。
東京市場は続伸。ただ、消費増税の延期観測で日経平均は一時17,443.74円(319.63円高)まで買われたものの、過熱警戒もあり、引けにかけて上げ幅縮小。前引けにかけては、菅官房長官が消費増税の延期はありえないと発言し伸び悩む場面も。
増税延期期待で不動産株や消費関連が人気となった一方、景気悪化を防ぐための大規模な補正予算は実施されないという見方で、公共投資関連が軟調。
個別銘柄では、ソフトバンク(9984)とファーストリテ(9983)が小幅ながら続伸で、ソニー(6758)やファナック(6954)、トヨタ(7203)なども上昇。アイロムHD(2372)はiPS関連のリリースからストップ高、セイノーHD(9076)は自社株買いが好感され、東京精密(7729)は上方修正と増配から急騰。中期計画の富士フイルム(4901)が買われ、第1四半期決算を発表した穴吹興産(8928)とDガレージ(4819)も高い。
一方、今期減益見通しのIスペース(2122)が大幅安で、カネカ(4118)は野村証券の格下げが嫌気、トリドール(3397)は公募増資による需給悪化懸念が重しに。福田組(1899)、熊谷組(1861)、奥村組(1833)、西松建設(1820)が東証1部で値下がり率上位に。
掲載日時:2014/11/12 15:31
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