概況/大引け 東京市場は反落、前日の578円高の反動や円高進行が嫌気。中国GDP鈍化もマイナス要因。全面安で機械、紙パルプ、鉱業、非鉄などが下落率上位
大引けの日経平均は14,804.28円の306.95円安、TOPIXは1,205.36の18.98ポイント安。東証1部の値上がり銘柄数は209、値下がり銘柄数は1,574。出来高は22億5,566万株、売買代金は2兆412億円。
東京市場は反落。前日の日経平均が578円高となった反動や、金利低下からドルが売られ円高となったこともマイナス要因。中国の7-9月期GDPが、4-6月期から鈍化した点も重しに。業種別では機械や紙パ、鉱業、非鉄、精密機器、電気機器、輸送用機器などが安く、33業種全てがマイナス。
個別銘柄では、指数寄与度の高いソフトバンク(9984)やファーストリテ(9983)が売られ、円高警戒でトヨタ(7203)や日産(7201)も冴えず、オークマ(6103)や牧野フライス(6135)も売り優勢。タカタ(7312)はリコール問題が改めて意識されストップ安で、下方修正を発表した江守グループ(9963)とメルコ(6676)は急落。
一方、上方修正のNIC(5742)がストップ高で、クレスコ(4674)や因幡電産(9934)も上方修正が好感。ファンケル(4921)は9月の月次動向が支援材料となり、フジ住宅(8860)は上方修正と株主優待制度の導入が好感。狭い道でも電線地中化との報道からイトーヨーギョー(5742)がストップ高となり、カイオム(4583)はインフルエンザウイルスに対する抗体作製に成功との発表が刺激材料、チヨダ(8185)は自社株買いの公表から高い。
掲載日時:2014/10/21 15:25
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