概況/大引け TOPIXは779.44ポイントの8.05ポイント高、日経平均は9,400円の92円高。主力株は小幅高だがその分、材料株物色。レアアースを使わない磁石量産の戸田工業と金属空気電池の大容量化の古河電池がストップ高。中山製鋼は法的手続きを使わず協議で負債を減らす私的整理による再建期待で上昇。

概況


大引けのTOPIXは779.44ポイントの8.05ポイント高、日経平均は9,400円の92円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,140、値下がり銘柄数は417。出来高は18億1,413万株、売買代金は9,991億円。

日経平均 15分足(5日間) MA(25)、MA(75)

日経平均 15分足(5日間) MA(25)、MA(75)

トヨタや本田やキヤノンなどの主力株は小幅な上げに留まりましたが、その分の材料株物色が盛んになりました。

戸田工業(4100)はレアアース(希土類)を使わない磁石材料を2013年末から量産化すると発表したことでストップ高となり、古河電池はマグネシウム合金を使い、空気中の酸素を化学反応させて電気を作り出す「金属空気電池」の大容量化技術を開発したと日経産業新聞で報じられ、ストップ高となりました。

国土強靱化関連の不動テトラや、スマートフォン向けの電磁波シールドフィルムで世界シェア8~9割を持つタツタ電線も物色されました。

中山製鋼所(5408)は私的整理での再建を目指すと報じられ、寄り付きは売られましたが、会社更生法などの法的手続きを使わず、企業の債権者との協議で負債を減らす「私的整理」で再建したい考えなので、再建期待から株価は上昇しました。

ドワンゴは「ニコニコ動画」で本日夜8時から党首討論を流すためアクセス数が増えそうと期待されました。

三菱重工(7011)と日立は電力システム事業を統合する方針を固めたと日経新聞の夕刊で報じられ、値上がりしました。2014年春に新会社を設立し、統合するのはガスタービンなど火力発電所向け設備が中心で、原子力発電プラントは除くそうです。売上高を合計すると1兆5千億円規模に達し、独シーメンス、米ゼネラルエレクトリック(GE)の2強に近づくと伝えています。

日本セラミック(6929)は大和証券がレーティングを「3」(=中立)→「1」(=買い)に引き上げ、目標株価は1,500円と解説しました。2013年央の量産開始を目指し、フィリピンで超音波センサの生産能力を月産140万個→280万個程度まで増強する予定だそうです。

日系大手完成車メーカーが本格採用を予定している駐車場内での衝突事故回避技術など、安全性強化を目指した技術開発競争が激しくなっていて、(1)高速運転時、長距離の検知を得意とする「ミリ波レーダー」や、(2)日本セラミックが得意とする「超音波センサ」は近距離運転時、短距離での物体検知で需要が増加すると紹介しています。

日経ジャスダック平均は1,365円の8円高。パソコンのディスプレイが発するブルーライトを最大50%カットする機能性メガネのジェイアイエヌが最高値更新で、不動産による資産運用のレーサムも年初来高値を更新しました。

レッグス(4286)は12月末に1株を100株に分割し、100株を1単元することを発表し、ストップ高となりました。実質的な投資単位当たりの金額は変わりませんが、株価水準が下がると買い易くなると期待されたようです。

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