観光・レジャー関連を再チェック “アベノミクス”でサービス支出の増加後押し

概況


お盆休みも本番。今年は「ハリー・ポッター」人気で大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンの入場者が7月に87万人と過去最高を記録するなど、引き続きテーマパークが活況を呈している。

OLC (4661) 週足

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日本生産性本部が8月4日に発表した「レジャー白書」によると、2013年の国内レジャーの市場規模は前年比0.8%増の65兆2,000億円と11年ぶりに増加した。国内レジャー市場は4部門に分けられるが、中でも、観光・行楽部門が2年連続で4%の伸びを記録し、レジャー市場の回復をけん引した。そのほか、スポーツ部門は横ばい、趣味・創作部門は減少、娯楽部門は外食が伸びた一方、パチンコ・パチスロは減少傾向だった。

好調な伸びを示した観光・行楽部門では、遊園地・テーマパークが過去最高の売上高になったほか、国内旅行も大きく伸びた。スポーツ部門ではシューズ、ウエア、ランニング用品、登山・キャンプ用品が好調だった半面、自転車は勢いが衰えた、ゴルフもさえなかった。“アベノミクス”では、国内消費増、特にサービス支出の増加を目指しており、今後も景況感の回復とともにレジャー市場の拡大が期待されている。

関連銘柄としては、オリエンタルランド(OLC、4661)、シューズの海外販売が好調なアシックス(7936)、会員制リゾートのリゾートトラスト(4681)。このほか、中高年の健康志向から恩恵を受けるフィットネスクラブ関連企業も注目だろう。

一方、観光関連事業も有望だ。訪日外国人旅行者は増加の一途。13年は前年比24%増の1,036万人となったが、政府は20年に2,000万人、30年に3,000万人の目標を掲げている。また、14年10月からは、訪日外国人旅行者にとって、従来は免税販売の対象外だった消耗品(食品類、飲料類、薬品類、化粧品類など)がすべて新たに消費税の免税対象となることから、江崎グリコ(2206)森永(2201)の菓子メーカー、資生堂(4911)花王(4452)の化粧品メーカーにも恩恵が出そうだ。

訪日外国人拡大の刺激策としては、(1)さらなるビザ発給要件の緩和、(2)外交人の長期滞在を可能にする制度、(3)出入国手続きの迅速化・円滑化――などが挙げられているほか、都心から羽田への鉄道アクセスの改善策など交通網の整備も需要課題となっている。

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