概況/前引け 海外市場の下落を受けて、東証も調整。ソニーは会社計画下回り下落。住友鉱山は中期計画で高い。ドワンゴはUBSが目標株価を引き上げた。

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

 前引けのTOPIXは960.00ポイントの9.18ポイント安、日経平均は11,200円の156円安。東証1部市場の値上がり銘柄数は411、値下がり銘柄数は1,155。出来高は23億2,966万株、売買代金は1兆4,841億円。

 昨日のECB(欧州中央銀行)の理事会後のドラギ総裁の会見で、ユーロ高による経済的影響を注意深く監視することや、官民両部門で進められているバランスシートの調整が、引き続き需要を下押すことから、ユーロ圏経済は目先も低迷する可能性が高いこと説明したことを受け、昨日の米国株式市場が値下がりし、東京株式市場も調整しました。

 ソニー(6758)は10~12月期の営業利益が464億円でしたが、会社計画を100億円下回ったことで売られました。
 映画、金融は上振れましたが、DI(デジタルイメージング)、ゲーム、パソコンなどエレクトロニクス関連が下振れ、厳しい事業環境が継続していると野村証券では解説しています。
 デジタルカメラ、パソコン、液晶テレビ、半導体などほとんどのエレクトロニクス製品の販売見通しを再再度、引き下げ、減収ピッチは加速している印象と述べています。
 
 旭硝子(5201)が売られましたが、UBS証券では「脱液晶」の道程は遠いと解説しています。
 新中期経営計画の会社目標は2015年12月期の営業利益が推定1,500億円、うち半分以上を非液晶ガラス事業で構成。ガラス・化学品事業の構造拡大で再度成長を狙うことを目指しています。
 しかし2013年12月期の増益可否は依然として欧州建築ガラスの需給バランス、と液晶ガラスの数量・価格次第だそうです。
 
 一方、住友金属鉱山(5713)は2013年度から3年間の中期経営計画を発表し、銅事業では海外で新たな鉱山権益の獲得などを進め、2015年度には今年度予想比の約6割増の1,500億円の経常利益を目指すことで買われました。

 ドワンゴ(3715)はUBS証券が投資判断を「Buy」継続で、目標株価を18万8千円→24万円に引き上げました。ポータルが稼ぎ始めた利益はやはり本物と述べ、生放送の公式番組が増えてきたことで従来自ら負担してきた番組制作に関わる外注費が減少していると解説しています。

 岡三証券グループ(8609)は野村証券が投資判断を「Neutral」→「Buy」に、目標株価を290円→800円に高めたことで買われました。市場環境改善の恩恵獲得巧者と述べています。経費弾力性が低いことから、利益拡大ペースは証券業界の中でも速いと想定しています。
 
 日経ジャスダック平均は1,605円の7円安。人材紹介業のジェイエイシーリクルートメント(2124)は2012年12月期の営業利益が前期比74%増益の13億7,000万円で、2013年12月期の営業利益計画は18億2,500万円(前期比33.1%増益)と発表したために買われました。
 日本企業の海外進出意欲が高まる中で、関連求人の開拓を進め、グローバル人材の分野での今年度の約定金額は前年度を80%強上回ったそうです。

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