概況/大引け オプションSQを控え反落。日銀総裁人事案は2月下旬の首相訪米後に提示という報道も。ニコンが下方修正でストップ安。マツダは上方修正したが第4四半期の前提が1ドル=85円、1ユーロ=110円なので更なる増額期待。

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

 大引けのTOPIXは969.18ポイントの0.36ポイント高、日経平均は11,357円の106円安。東証1部市場の値上がり銘柄数は708、値下がり銘柄数は877。出来高は51億4,000万株、売買代金は2兆7,716億円。

 昨日の日経平均が416円高と急騰したため、過熱感への警戒心や明日のオプションSQ(特別清算指数)の算出日で売りも出てくるのではないかと見方から、本日の相場は反落しました。
 
 今朝のNHKのニュースでは、安倍首相は2月下旬のアメリカ訪問の後に日銀総裁の人事案を国会に示すことも念頭に、人選を進めると報じました。
 2月中旬に提示すると見られてきましたが、民主党の理解を得るために調整に時間が掛かるようです。
 民主党の意向を無視すれば、消費税増税に関する3党合意に一定の影響が出ることは避けられず、政権運営にそれなりの混乱をもたらすので、次期総裁人事で民主党の意向を無視することは困難とクレディスイス証券では述べています。
 
 次期日銀総裁・副総裁人事については、(1)総裁と2名の副総裁の3人の候補を一括提示、(2)総裁候補は財政規律を重視するシニア官僚経験者(基本的には財務官僚)、副総裁候補の1人には金融リフレ派学者をノミネートとなるのではないかと予想しているそうですが、こうした人事案は、為替市場にとっては、円安にも円高にも振れにくい材料となるだろうと解説しています。
 
 ニコン(7731)は一眼レフなどレンズ交換式デジタルカメラで販売競争が激化し、価格が急速に下落したため、今期の営業利益予想を720億円(前期比10%減)→480億円(前期比40%減)に下方修正したことで売られ、ストップ安(前日比500円安の2,139円)となりました。
 クレディスイス証券では一眼レフカメラの在庫の適正化が確認できるまで、楽観視はできないと述べています。
 
 ヤマハ(7951)は楽器など減産で製造損益が悪化し、通期の営業利益見通しを110億円(前期比35.6%増益)→70億円(前期比13.6%減益)に下方修正したことで売られました。

 一方、マツダ(7261)は今期の営業利益見通しを250億円(前期は赤字387億円)→450億円に上方修正したことで買われました。
 野村証券はマツダの投資判断「Buy」継続で、目標株価を195円→350円に引き上げましたが、 会社側の1~3月期の為替前提は1ドル=85円、1ユーロ=110円と保守的なので、営業利益は539億円に増加すると分析しています。

 日本ゼオン(4205)はトウペへのTOBを発表しましたが、慶応大学の小池康博教授の開発した新型液晶フィルムを東洋紡が量産することについて、クレディスイス証券から、偏光板保護フィルム向けと想定されるため、日本ゼオンの位相差フィルムに対する影響はないと思われると報告されたことも好感されました。

 日経ジャスダック平均は1,613円の2円高。携帯電話向けにソーシャルゲームを開発しているクルーズ(2138)は岩井コスモ証券が投資判断を「B」→「A」に引き上げ、目標株価も6万5千円→20万円に高めたことで買われ、ストップ高となりました。
 モバゲー向けにソーシャルゲーム「神魔×継承!ラグナブレイク」などヒットタイトルが続き、12月下旬に投入した「HUNTER×HUNTER バトルコレクション」はモバゲーのソーシャルゲームランキングで1位を獲得したそうです。今期は新規タイトルへの販促費用が膨らみ、小幅な利益成長に止まる見通しですが、収益に貢献するタイトルが増えてきたことで、来期は5割前後の大幅増益が期待できると予想しています。

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