概況/前引け ニコンが下方修正で一時ストップ安。マツダは上方修正で高い。不動産株と銀行株も堅調。

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

 前引けのTOPIXは969.09ポイントの0.27ポイント高、日経平均は11,374円の89円安。東証1部市場の値上がり銘柄数は718、値下がり銘柄数は814。出来高は28億424万株、売買代金は1兆4,367億円。 

 昨日の日経平均が416円高と急騰したことに対する警戒感や、その後の昨日の米国株がもたついたことで、本日の日経平均は反落しています。
 
 ニコン(7731)は一眼レフなどレンズ交換式デジタルカメラで販売競争が激化し、価格が急速に下落したため、2013年3月期の営業利益予想を720億円(前期比10%減)→480億円(前期比40%減)に下方修正したことで売られ、一時ストップ安(前日比500円安の2,139円)となりました。
 クレディスイス証券では一眼レフカメラの在庫の適正化が確認できるまで、楽観視はできないと述べています。
 
 交換レンズのタムロン(7740)も売られました。

 ヤマハ(7951)は2013年3月期の営業利益見通しを110億円(前期比35.6%増益)→70億円(前期比13.6%減益)に下方修正したことで売られました。楽器など減産で製造損益が悪化するそうです。
 
 一方、マツダ(7261)は2013年3月期の営業利益見通しを250億円(前期は赤字387億円)→450億円に上方修正したことで買われました。
 野村証券はマツダの投資判断「Buy」継続で、目標株価を195円→350円に引き上げましたが、燃費性能やデザインなど商品力が強化され、原価低減も進んだ新型車による業績改善に円安の追い風が加わり業績拡大が加速。ファンダメンタルズの改善スピードに株価上昇が追い付いていないと論評しています。
 会社側の1~3月期の為替前提は1ドル=85円、1ユーロ=110円と保守的で上振れ余地があり、通期で対ドル、対ユーロで1円の円安は営業利益を各35億円、12億円押し上げる要因なので、野村証券では通期の営業利益は539億円と予想しています。
 
 相場全体は小幅安となりましたが、不動産株や銀行株には買いも入り、株価は堅調でした。
 
 不動産セクターのファンダメンタルズに対しては、2つの大きな期待が存在していると野村証券では解説しています。
 オフィス賃貸需給の改善が続く見通しであることから賃料の回復期待と、金融緩和的な状態の中で不動産の取引が活発化し、キャップレートが低下してくる期待だそうです。
 オフィス賃料が底を打ち上昇に転じ、決算に反映されるまでには今しばらくの時間を要するだろうが、それ故に株式市場での賃料回復期待は長続きするだろうと指摘しています。
 
 日本アジア投資(8518)は第3四半期累計の営業赤字が1億5,600万円でしたが、前年同期の赤字11億1,300万円から赤字幅縮小となったことで値上がりしました。
 
 日経ジャスダック平均は1,609円の0.43円安。携帯電話向けにソーシャルゲームを開発しているクルーズ(2138)は岩井コスモ証券が投資判断を「B」→「A」に引き上げ、目標株価も6万5千円→20万円に高めたことで買われました。
 モバゲー向けにソーシャルゲーム「神魔×継承!ラグナブレイク」などヒットタイトルが続き、12月下旬に投入した「HUNTER×HUNTER バトルコレクション」はモバゲーのソーシャルゲームランキングで1位を獲得したそうです。
 今期は新規タイトルへの販促費用が膨らみ、小幅な利益成長に止まる見通しですが、収益に貢献するタイトルが増えてきたことで、来期は5割前後の大幅増益が期待できると予想しています。

戻る