概況/前引け 東京市場は反発。今秋のリニア着工見通しで建設株が高い
前引けの日経平均は15,362.12円の146.41円高、TOPIXは1,273.11の9.82ポイント高。東証1部の値上がり銘柄は1,384、値下がり銘柄数は303。出来高は12億5,792万株、売買代金は8,758億円。
日本の3連休中の米国株に大きな波乱はなかったため、週明けの東京株式市場は反発しています。本日のEU外相会議で対ロシア制裁案が出ない見通しと報じられたことも緊張感の緩和をもたらし、日経平均は反発度合いを増しました。ただ、売買代金は低水準のままで、市場エネルギーは拡大していないようです。
業種別では鉄鋼が高く、その他製品や非鉄、ガラス土石、建設、金属、電気機器などが上昇上位。33業種中、その他金融のみがマイナスに。
太田国土交通相が18日、JR東海(9022)のリニア中央新幹線に関する環境影響評価に対する意見書を発表し、秋の着工を事実上容認しました。着工期待から鉄建建設(1815)や熊谷組(1861)、浅沼組(1852)、飛島建設(1805)などの低位の建設株が買われています。
東京製鉄(5423)の上方修正から共英製鋼(5440)や合同製鉄(5410)に連想買いが入り、コロプラ(3668)は新作「白猫プロジェクト」がランキング上位となったことが材料視。
一方、ゲーム開発のenish(3667)が下方修正から売られ、小数点株価となったみずほFG(8411)や日産(7201)は小動き。
掲載日時:2014/07/22 11:52
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