医療機器の輸出促進 新興国の高齢化進展と所得向上で市場拡大

概況


医療機器の世界市場が拡大している。

2011年実績でその規模は約30兆円、年率8%近い成長が続いており、この先も、高齢化社会の進展や中国、東南アジアなど新興国における所得の向上なども背景に、高度医療へのニーズは一段と高まると予想されている。

オリンパス(7733) 週足

オリンパス(7733) 週足

世界の医療機器売上高では、欧州系企業が上位を独占している。日本企業ではテルモ(4543)オリンパス(7733)東芝(6502)がかろうじて20位内に入るものの、上位企業と売り上げ格差は大きいのが実情だ。このため、新成長戦略においても、医工連携の下、医療機器の開発支援強化が盛り込まれるなど拡大する巨大市場の中で、政策的な後押しを受けることで、巻き返しに期待が高まっている。

カテーテルのテルモ、内視鏡のオリンパスのほか、シスメックス(6869)は得意とする検体検査装置が安定した伸びを示しており、連続過去最高益を更新中。

ニプロ(8086)は高シェアを誇るダイアライザー(人工腎臓)が高い評価を得ている。ベトナム新工場の稼働も注目される。

富士フィルム(4901)はX線やCTスキャンの画像をサーバーで保管するシステムを発売している。

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