概況/前引け スペインのラホイ首相に献金不正取得の疑惑で、欧州不安再燃懸念で米国株も売られ、東証も連れ安。パナソニックはAVCネットワークス社の社長人事も好感され続伸。

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

 前引けのTOPIXは947.12ポイントの8.63ポイント安、日経平均は11,112円の147円安。東証1部市場の値上がり銘柄数は491、値下がり銘柄数は1,069。出来高は26億5,970万株、売買代金は1兆3,190億円。

 スペインのラホイ首相を含む与党国民党の幹部が、党への企業献金を申告せず、不正に受け取っていたと報じられ、野党から辞任を求める声が強まり、昨日はスペイン国債も売られました。
 
 欧州債務危機の再燃が警戒され、昨日のNYダウは売られ、東京株式市場も連れ安しました。

 東京株式市場では日立(6501)が通期の営業利益計画を4,800億円(前期比16%増)→4,200億円(同2%増)に下方修正したことで売られました。日立ハイテクノロジーズ(8036)の半導体装置や電子デバイスの販売不振なことが足を引っ張っています。
 
 ITホールディングスは10~12月期の受注が前年同期比17%減の339億円となったことで、売られました。 

 LIXILグループ(5938)は野村証券が投資判断を「Buy」→「NEUTRAL」に引き下げたことで売られました。
 2014年3月期もコスト削減効果が残り、業績は増益基調が続く可能性が高いが、株式市場がLIXILグループに求めているのは、統合によるシナジーを売上面で顕在化させることと指摘し、現在はコスト削減から売上成長へ移行する端境期と解説しています。

 一方、パナソニック(6758)は第3四半期の営業利益が346億円となり、前年同期の赤字81億円から黒字転換となったことや、会社計画は推定で250億円前後だったので、100億円ほど上回ったことが好感され、昨日はストップ高となりましたが、本日も買われました。
 パナソニックで、デジタル家電と携帯電話を手掛ける「AVCネットワークス社」の社長に宮部常務が昇格することで、抜本策も期待されています。
 津賀社長はAVC社の社長就任直後に、プラズマを手掛ける最新鋭の尼崎工場の一部について稼働停止を決断しました。
 宮部氏は津賀社長からR&D本部をスリムにするよう指示を受け、事業部門に人員のほぼ半数を振り向ける改革を断行した経緯があり、AVC社でも事業構造を推進することが期待されています。
 
 日本板硝子(5202)は大和証券がレーティングを「2」(=強気)→「1」(=買い)に引き上げ、目標株価は160円と発表したことに刺激を受けました。
 業績モメンタムは第2四半期を底に改善傾向にあると述べ、日本は住宅着工の回復や復興需要の顕在化に伴い、建築用板ガラス市況の改善が続いていて、欧州の自動車用ガラスもリストラ効果で利益が改善しています。
 ただ、北米の自動車用ガラスの生産効率の早期改善が課題と釘を差しています。

 日本航空は米国など国際線のビジネス旅客が好調で、2013年3月期の純利益予想を1,400億円(前期比25%減)→1,630億円(同13%減)に上方修正したことや、配当方針を当期利益の15%→20%に引き上げると発表したことで、買われました。

 日経ジャスダック平均は1,597円の3円高。ナノキャリアや3Dマトリックスなどのバイオ関連が反発し、ガンホーオンラインも反発しました。
 3Dマトリックス(7777)は外科手術の際に用いる止血材製品を昨年5月に日本で製造販売承認の申請を出し、現在審査中ですが、米国でも2月1日に申請を行ったと発表したことが材料視されました。

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