概況/寄り付き 欧州不安再燃で米国株反落し、東証も連れ安。シップヘルスケアは10~12月悪化で下落。日本航空は減益幅縮小と配当方針引き上げを好感。

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

 今朝の外国証券6社による寄り前の注文状況は売りが1,430万株、買いは1,160万株でした。
 
 9時15分時点のTOPIXは945.51ポイントの10.24ポイント安、日経平均は11,104円の155円安。東証1部市場の値上がり銘柄数は323、値下がり銘柄数は1,217。

 昨日のNYダウは129ドル安の13,880ドルと反落しました。
 スペインのラホイ首相は不正資金を受領したとの報道で、野党から辞任要求を突き付けられています。
 イタリア総選挙の行方も不透明感が高まり、欧州株が約3ヵ月ぶりの大幅安となったことも嫌気されました。
 
 今朝の東京株式市場も反落して始まっています。
 昨日は大和証券がレーティングを「3」(=中立)→「1」(=買い)に引き上げたことで関心を集めたJFEホールディングスも反落しています。
 
 病院に対する総合コンサルティング等を行うシップヘルスケアホールディングス(3360)は第3四半期累計(4~12月)の営業利益は88億3千万円(前年同期比30.2%増益でしたが、10~12月期に限ると営業利益は20億8千万円(前年同期比15.7%減益)だったため、売られました。
 新たに連結した有料老人ホーム運営会社の構造改革の遅れ、調剤薬局が薬価改定、メディカルサプライが償還価格改定の影響を受けました。
 ただ、野村証券では投資判断「Buy」と目標株価3,500円を継続しています。
 既存の病院リモデルプロジェクト関連売上高の拡大に加え、耐震化対応で引き合いが増えている医療ガスパイピングや、調剤薬局のM&A効果が見込めると述べています。

 日立(6501)は2013年3月期の営業利益見通しを600億円下方修正し4,200億円と発表したことで売られました。日立ハイテクノロジーズ(8036)の半導体装置や電子デバイスの販売不振でした。売上高営業利益率は4.7%で、中期経営計画の目標5%は未達となります。
 
 LIXILグループ(5938)は野村証券が投資判断を「Buy」→「NEUTRAL」に引き下げました。
 2014年3月期もコスト削減効果が残り、業績は増益基調が続く可能性が高いが、株式市場がLIXILグループに求めているのは、統合によるシナジーを売上面で顕在化させることと指摘し、現在はコスト削減から売上成長へ移行する端境期と解説しています。

 一方、日本航空(9201)は米国など国際線のビジネス旅客が好調で、2013年3月期の純利益が前期比13%減の1,630億円になりそうだと発表し、従来予想の25%減の1,400億円から上方修正となったことや、これまで「当期利益の15%」としていた配当方針を20%に引き上げると発表したことが評価され、買われています。

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