GPIF、余波もいろいろ 「3・24の再現」って?

概況


市場の期待を集めるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の基本ポートフォリオ変更(つまり国内株式ウエート拡大)は、「最短で8月」が定説となりつつあるが、必ずしも、歓迎オンリーというわけでもないらしい。もちろん売り方投資家は論外としても、少なからぬアクティブファンドマネージャーにとって、一時的に“やっかいな事態”が生じる懸念があるのだという。

13日付の野村証券「日本株クオンツストラテジー」では、「GPIFが既存ストラクチャーを維持したまま、日本株ウエートを実際に引き上げる場合、(中略)3月24日の現象を再び目にすることになるだろう」と“予言”している。

「3月24日」(から25日前場にかけて)と言えば、電鉄、地銀など妙な銘柄が突飛高する一方、大型優良株が不可解な売られ方をして話題を集めた経緯がある。当日のTOPIXは+1.5%ながら、多くのアクティブファンドはアンダーパフォームを強いられ、冷や汗をかいたのだとか。関係者の間では、もっぱら「GPIF絡みの売買」とウワサされたものだ。

さて、今回についても「アクティブファンドの保有が少ない小型割安株に資金が向かう可能性」(野村証券・和泉智代クオンツアナリスト)が指摘される。まだ少し先の話とはいえ、日々熾烈(しれつ)な運用競争を強いられているファンドマネージャーの中には、既に気が気ではない向きがおられるかも。

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