年金基金がこぞって採用 「スマートベータ」って何?

概況


年金運用の世界で近年、スマートベータ戦略が脚光を浴びている。

といっても、日本の株式市場での知名度は、まだまだだが、要するに、一般的な株価指数に連動した投資成果(ベータ)を目指すパッシブ戦略と、指数以上の超過収益(アルファ)獲得を狙うアクティブ戦略の中間的な投資手法のこと。

時価総額加重方式など通常使用される株価指数ではなく、例えばファンダメンタルズ面なども反映した特別な指数(スマートベータ指数)に連動して運用することになる。

4月にGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が国内株式受託運用機関選定を発表した際、初めてスマートベータ型運用を採用したことで俄然(がぜん)、注目を集めるこの手法。

世界的な試算運用サービス大手のラッセル・インベストメントが2日発表したアンケート結果によると、年金基金の32%は現在スマートベータに資金を投じ、うち53%が今後18カ月以内に拡大を検討しているとか。

今後は、GPIFが採用した「S&P SIVI Japan」をはじめ、各スマートベータ指数の分析が必要になりそう。

現状の単純なTOPIX連動型運用も次第に下火になっていくのかもしれない。

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