概況/前引け 東京市場は薄商いもしっかり。規制緩和報道で、ノンバンクが軒並み高

概況


前引けの日経平均は14,607.98円の91.71円高、TOPIXは1,178.17の4.80ポイント高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,032、値下がり銘柄数は583。出来高は9億1,143万株、売買代金は6,243億円。

日経平均 週足

日経平均 週足

3月の貿易赤字が1兆4,463億円となり、エコノミストの予想平均の1兆704億円よりも赤字幅が拡大したことで、円相場は1ドル=102円60銭台と円安に振れ、株式市場も小じっかりとなりました。イースター休暇の影響で海外投資家からの注文は少ない状態ですが、売り物も少なかったようです。

業種別では、鉱業やノンバンクが高く、石油、紙パ、情報通信が堅調な展開。反面、海運や建設、医薬品などは冴えない。

自民党が健全経営と認可された貸金業者に限り、顧客から受け取れる金利の上限を現在の20%→2010年まで適用していた29.2%に戻す方向と報じられ、アイフル(8515)オリコ(8585)アコム(8572)などが値上がり率上位に並びました。貸金業に対する規制で、構造不況業種と思われてきた消費者金融などが息を吹き返すという期待で、相場全体にも好影響を与えたようです。

ただ、今回の新聞報道では銀行融資を受けにくい中小零細企業などが消費者金融から借り入れしやすくなることが狙いなので、金利の引き上げは企業向けだけのようです。

アリババグループが今月中にも米国で新規公開を申請する見通しと報じられ、ソフトバンク(9984)が売却益や含み益拡大期待からしっかり。中国政府が大気汚染対策の柱として、ハイブリッド車の購入に補助金を出す検討に入ったと報じられ、トヨタ(7203)ホンダ(7267)なども小幅高。

一方、商船三井(9104)は、日中戦争が始まる前の賃貸料や損失の賠償の支払いを中国で求められた裁判で負けましたが、賠償に応じなかったことで、大型の輸送船1隻が中国当局から差し押さえられたことで、株価も冴えない動きです。中国リスクから日本企業の撤退も相次ぐと警戒され、中国での設備投資も萎むという懸念からOSG(6136)ナブテスコ(6268)などの設備投資関連は弱含み。

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