概況/前引け TOPIXは921.86ポイントの8.08ポイント高、日経平均は10,892円の68円高。寄り付きは73円安の10,751円だったが、保有株の減損額が大幅減の報道で銀行株が買われ、日経平均も切り返す。FPGが業績拡大でストップ高。

概況


TOPIX 15分足 MA(25/75)

TOPIX 15分足 MA(25/75)

 前引けのTOPIXは921.86ポイントの8.08ポイント高、日経平均は10,892円の68円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,083、値下がり銘柄数は475。出来高は19億1,965万株、売買代金は1兆496億円。

 前日の米国株の軟化もあり、本日の日経平均は朝方は続落で始まりましたが、銀行株に押し目買いが入ったことで持ち直し、切り返しました。
 
 大手行は保有銘柄の株価上昇で業績の足を引っ張る株式減損額が大幅に減ったため、今期の業績は会社計画を上回る見通しで、中でも三井住友フィナンシャルグループ(8316)は2006年3月期の過去最高益をうかがう勢いと日経新聞で報じられたことが注目されました。

 ゴールドマンサックス証券も大手行の保有株の含み損益は改善しており、自己資本比率の改善も期待される。自己資本比率改善により、三菱UFJフィナンシャルグループ(8306)と三井住友フィナンシャルグループ(8316)の今期本決算発表時点での株主還元強化の蓋然性は高まっていると報告しています。
 三井住友フィナンシャルグループは銀行本体での海外成長戦略に加えて、傘下のSMBCコンシューマー・ファイナンス、SMBC日興からの収益貢献も期待できる。高騰するその他金融株のバリュエーションと比較しても投資妙味は大きいと紹介しました。

 反面、大手行が物色されているため、先駆して上がっていたアイフルやオリコなどのノンバンクは銘柄乗り換えの動きから、小幅安となっています。

 三井住友トラスト(8309)も買われましたが、野村証券の金融チームが1月21日から25日にかけて、北米6都市・地域(トロント、ニューヨーク、サンフランシスコ他)の機関投資家を訪問した際、邦銀のバランスシート面での相対的な優位性等に関する投資家の認知度が上昇しているとの印象を得たそうですが、3メガバンク次いで、不動産市況改善等に着目し、関連銘柄として三井住友トラストホールディングスにも投資家の側から言及が見られたと解説しています。

 FPG(7148)は航空機や船舶、海上輸送用コンテナを対象に投資家が税の繰延べ効果を享受できるオペレーティングリースのアレンジメント業務とリース業務を行っていて、中小企業の財務戦略やタックスプラニングをサポートとしていますが、東証1部上場で信頼感も増し、第1四半期決算の営業利益が前年同期比10.6倍の8億2,400万円となったことで、株価はストップ高となりました。

 日本高純度化学(4973)は発行済み株式数の3.32%に当たる2,000株を上限に自社株買いを実施する計画を発表し、買われました。
 
 日経ジャスダック平均は1,580円の5円高。ジャパンティッシュエンジニアリングやプレシジョンシステムサイエンスやセルシードなどの再生医療関連が続伸し、抗がん剤の創薬企業のナノキャリアやがん免疫療法のメディネットなどの人気も継続しています。

 ジャスダック市場のいであ(9768)は国土環境と日本建設コンサルタントが合併して誕生した会社ですが、2012年12月期の最終利益が黒字7億5,900万円(前期は赤字17億7,500万円)と、従来予想の4億900万円を上回ったようだと発表したためストップ高買い気配となっています。人件費などの経費削減が寄与したそうです。

戻る