概況/大引け 寄り付きは米国株高を好感も、その後は冴えない展開に。円高圧力が、株価を抑制。通信や自動車が安い

概況


大引けの日経平均は14,300.12円の0.43円高、TOPIXは1,149.49の0.95ポイント安。東証1部市場の値上がり銘柄数は780、値下がり銘柄数は833。出来高は19億924万株、売買代金は1兆8,321億円。

日経平均 週足

日経平均 週足

昨日の米国では、3月18日~19日開催のFOMC議事録が公表され、イエレンFRB議長が会見で口にした量的緩和終了から6カ月後に利上げという見解や議論は見当たりませんでした。意図的に掲載しなかった可能性もありますが、早期利上げについては過度に心配しなくても良さそうという安心感から、昨日のNYダウは181ドル高の16,437ドルと続伸となりました。

本日の東京株式市場も、米国株の続伸から買い先行でのスタート。ただ、9時5分の14,513円(前日比213円高)を高値にその後は伸び悩み、後場は前日比マイナスとなりました。

日本では黒田日銀総裁が8日の会見で「現時点で追加緩和を考えていない」「需給ギャップは縮小し、ほとんどゼロ近くになっている」「雇用の状況は想定以上に改善」と発言したことで追加緩和期待は抱きにくくなり、緩和継続の米国との日米金利差縮小から円高圧力がもたらされ、株安要因となりました。

日銀に対する催促相場という見方も聞かれ、通信株や、円高警戒で輸出関連が軟調。SMBC日興証券の格下げから電力株も下落。

トヨタ(7203)はメリルリンチ証券が投資判断を「買い」→「中立」に引き下げたことが嫌気され軟調。昨日決算を発表したABCマート(2670)サイゼリヤ(7581)も下落。

一方、米国でアルミメーカーのアルコアが1-3月期決算を発表し、好感された流れから、東京市場でも住友鉱山(5713)日本軽金属(5708)大阪チタニウム(5726)などの非鉄株が堅調。

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