話題 塩崎議員のブログ「やすひさの独り言」 『金融・経済インフラの改革』に言及

概況


情報システム関連に注目

自民党の塩崎恭介衆議院議員のブログ「やすひさの独り言」が市場関係者の間でちょっとした話題になっている。タイトルは4月2日付の「銀行振り込み制度改革で、日本経済再生に弾みを」。

日本の銀行振り込み制度が、世界に対して大きく後れを取り始めていると指摘。具体的には、(1)平日の銀行閉店後に振り込み指示を出すと、相手に入金されるのは翌営業日になってしまう、(2)振り込み情報に追加できる情報量が20字にとどまる――ことを挙げている。

前者から生じる不便さは誰しも感じているところだろうだが、英国、スウェーデン、インドなどは「24時間365日、すぐに入金」を実現。オーストラリアや米国もその準備に入っている。

後者については、例えば、自動車メーカーが部品メーカーに1億円振り込んだとする。振り込み情報に20字しか添付されていないため、何の代金なのか詳細が分からず、部品メーカーは自動車メーカーに電話などで照会せねばならない。日本の企業は代金決済という重要な場面で不便を強いられている格好。

それに対し、世界では、膨大な添付情報を振り込みとセットで相手に届けられるようになりつつあるという。

こうした現状を踏まえ、塩崎議員は「振り込みで感じる不便さは、銀行によるコンピューター投資なしには解消できない。IT投資減税などを活用し、銀行に設備投資を促して、金融・経済インフラの要である銀行振り込みサービスを改善することは、日本経済再生に向けた、避けて通れない課題。短期的にも、銀行業界の設備投資はIT業界の雇用を増やし、賃金を押し上げ、日本経済再生に大きな弾みとなる。銀行振り込みに代表される『金融・経済インフラの改革』は、多くの個人や企業にメリットが及ぶ、きわめてすそ野の広いテーマ」との見解を表明。5月の成長戦略策定に向け、早急に検討を深めていく、としている。

みずほ(8411) 週足

みずほ(8411) 週足

市場からは「政調会長代理、日本経済再生本部 本部長代理を務める塩崎議員が“発信者”だけに注目される。状況次第では今後、情報システム関連に関心が向かおう。エンジニアやプログラマーを供給する人材派遣・請負企業にもビジネスチャンス拡大効果が及ぶのでは」との見方も。

IT投資を巡っては、みずほFG(8411)が勘定系システム統合に向けて、システム開発費用3,000億円以上ともいわれる大規模プロジェクトを進めているほか、「マイナンバー」利用開始に向けて本年から2017年にかけて政府機関・地方自治体システムの対応が本格化するとあって、システム開発関連株の業績視界は良好だ。ここに「金融・経済インフラの改革」が加わってくると…。

物色候補は、DTS(9682)NSD(9759)SRA(3817)ジャステック(9717)CAC(4725)などがメーン。東邦システムサイエンス(4333・2部)システム情報(3677・JQ)など小型株も含め幅広く網を張っておくのも一法。

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