概況/前引け TOPIXは919.95ポイントの2.86ポイント高、日経平均は10,917円の9円安。寄り付き高値11,002円(前日比76円高)でその後揉み合い。日立ハイテクの下方修正で半導体製造装置関連は安い。日本維新の会が大阪にカジノ誘致の法案提出計画で日本金銭機械高い。

概況


前引けのTOPIXは919.95ポイントの2.86ポイント高、日経平均は10,917円の9円安。東証1部市場の値上がり銘柄数は869、値下がり銘柄数は661。出来高は17億927万株、売買代金は1兆237億円。

日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

 日経平均は寄り付きに11,002円(前日比76円高)を付け、2010年4月30日以来の11,000円回復となりましたが、それを高値にその後は下落し、揉み合いとなりました。
 11,000円タッチで目先の達成感が出たことや、今週は日本企業の決算発表も前半の山場を迎えるために、円安への期待で上がってきた相場に対して、企業の先行き予想がどの程度、好転するのかが注目されています。

 日立ハイテクノロジーズ(8036)は半導体とHDD設備装置の先送りの影響を受け、10~12月期の営業利益が1億円(前年同期比98.1%減益)となり、2013年3月通期の営業利益見通しも300億円(前期比17.8%減益)→200億円(前期比21.4%減益)に下方修正したことで売られました。
 野村証券では会社側の新予想はインテルやサムスン電子の強気な設備投資計画発表前に策定されたものなので、今期は212億円(前期比16.7%減益)ですが、来期は304億円(前期比43.4%増益)と予想し、投資判断「Buy」継続で、目標株価は2,061円→2,291円に引き上げました。

 これに対して、大和証券はTSMC、インテル、サムスン電子ともども2013年の設備投資見通しは底堅い数字を提示、示唆したものの、現在の半導体と最終製品の需要動向を見る限り、設備投資が計画通りに実行される可能性が高いと言えるのはTSMCのみで、楽観できないと指摘しています。
 その他、生化学・免疫分析装置で顧客企業の在庫が想定以上に積み上がり、調整が完了するのが来年度後半になると言及し、低迷が長期化することはサプライズだったと解説しています。

 日立ハイテクの業績悪化を受けて、日立国際電気(6756)やアドバンテスト(6857)も売られました。
 
 ファナックは2013年3月期の営業利益見通しを2,050億円(前期比8%減益)→1,780億円(前期比20%減益)に下方修正したことで売られました。
 UBS証券では投資判断「Sell」と目標株価8,000円を継続していますが、業績未達は今期2度目で、来期は営業利益の減益幅が今期より拡大すると予想しています。

 一方、ソニー(6758)はシティグループ証券がレーティングを「2」(=中立)→「1」(=買い)に、目標株価を1,030円→1,600円に引き上げたことで買われました。円安メリットの本質は、これまで円高により戦線を後退、縮小させてきた家電事業で、従来よりリスクを取れるようになることによる、戦略の変化にあるため、1円円高による営業利益増の試算以上の変化が起きるだろうと解説しています。

 日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)が1月26日に、カジノを含む統合型リゾートを大阪などに誘致するため、カジノを合法化する法案を28日召集の通常国会に提出する考えを明らかにしたと毎日新聞で報じられ、株式市場では日本金銭機械(6418)やメダル計数機のオーイズミ(6428)が買われました。

 東京都競馬やよみうりランドなどの土地持ち企業もカジノ誘致となった場合の思惑が寄せられたのか値上がりしています。
 
日経ジャスダック平均は1,571円の14円高。ガンホーオンラインが高く、ジャパンティッシュエンジニアリングも買われました。

 今年の春は東日本を中心に花粉の飛散量が例年より多い見通しで、東京都は1月17日に都内では昨春の5~6倍、1985年以降では3番目の多さになりそうと発表しました。ジェイアイエヌ(3046)は花粉対策用メガネの販売も増加するという期待もあるようです。

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