概況/前引け TOPIXは895.09ポイントの6.06ポイント安、日経平均は10,627円の82円安。本日3日続落だと、野田首相の衆院解散表明以来で初めて。手詰まり感から、ミヨシ油脂やアツギなど低位株物色と新興市場ではバイオ関連が人気。

概況


TOPIX 15分足 MA(25/75)

TOPIX 15分足 MA(25/75)

 前引けのTOPIXは895.09ポイントの6.06ポイント安、日経平均は10,627円の82円安。東証1部市場の値上がり銘柄数は499、値下がり銘柄数は1,055。出来高は17億1,221万株、売買代金は8,270億円。

 昨日の日銀金融政策決定会合で、2%の物価目標の設定と2014年から資産買入を月額13兆円程度で期限を定めず行っていくことが決定されましたが、実施は来年からと先なことや、日銀当座預金の付利引き下げや資産買入基金の買入対象国債の年限長期化は見送られたことが失望され、日経平均は続落となっています。
 
 白川総裁は4月8日に任期を迎えるために、後任の日銀総裁の人事案が2月中旬か下旬には提示されるため、新総裁の下での追加緩和策が講じられるという見方も抱かれていますが、民間投資を喚起する成長戦略が政府から出てくるにはしばらく時間がかかるという点は手控えムードをもたらしています。

 原発の再稼働が遅れているため、電力会社が料金値上げを打ち出していますが、電力料金の引き上げが収益を圧迫するという見方から、共英製鋼や大同特殊鋼や山陽特殊鋼などが売られています。

 本日、日経平均が下落すれば3日続落となり、野田首相が衆議院の解散を表明してから、安倍次期政権への期待で急騰が始まった11月15日以降の相場では初めての出来事となります。 
 相場の反動安を警戒し、T&Dホールディングスや第一生命なども含み益の減少懸念から売られました。
 
 三井不動産(8801)は堅調を保っていますが、住友不動産(8830)が値下がりし、ケネディクスも売られました。

 一方、手詰まり感を受けて、個人投資家が比較的手掛けやすい低位株が物色され、ミヨシ油脂やアツギ、ティアックや東京計器などが値上がり率上位には並びました。

 日本M&Aセンター(2127)は大和証券から、第3四半期(10~12月)の営業利益は12億円での着地を想定し、絶好調と解説されたことも注目されたようです。
 大型M&A案件は通常並ですが、案件数は第2四半期の52件を上回るペースとなったと解説しています。
 例年、第4四半期は前四半期比で大幅に減少しますが、コンサルタント数の増加に加えて、新OJT制度(ペア制度)の貢献もあり、落ち込み幅は例年より少ないと予想し、会社側の通期計画は30億円(前期比8%増)に対して、大和証券では34億円(前期比23%増)を予想しています。

 日経ジャスダック平均は1,540円の6円高。ガンホーオンライン(3765)が買われ、3Dマトリックスやコスモバイオ、プレシジョンシステムサイエンスなどのバイオ関連が物色されました。
 東証マザーズ市場でもユーグレナ(2931)が高く、ナノキャリア(4571)やタカラバイオなどのバイオ関連が値上がりしました。

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