概況/前場 前引けのTOPIXは774.96ポイントの6.64ポイント安、日経平均は9,343円の79円安。米国で財政の崖の回避策の協議がほとんど進んでいないため、昨日のNYダウ続落で東証も連れ安。東芝はJPモルガンが格下げ。コーンニングの上方修正で日本電気硝子値上がり。

概況


前引けのTOPIXは774.96ポイントの6.64ポイント安、日経平均は9,343円の79円安。東証1部市場の値上がり銘柄数は371、値下がり銘柄数は1,182。出来高は8億9,909万株、売買代金は4,951億円。

日経平均 15分足(5日間) MA(25)、MA(75)

日経平均 15分足(5日間) MA(25)、MA(75)

米国で民主党のリード上院院内総務が財政の崖を巡る協議がほとんど進んでいないと発言したため、昨日のNYダウは続落となり、東京株式市場も連れ安となりました。

夫婦所得で年間25万ドル未満の家計には先行して減税延長を決定すべき、というオバマ大統領案に共和党が反対しています。「高所得層も含めて低税率を維持する(ブッシュ減税を延長する)一方、所得控除に上限を設け、課税ベースを拡大する」という妥協案(共和党の一部が支持)も議論の遡上から消えてしまったそうです。今週中に議会と大統領が再度協議する可能性は低く、「財政の崖」回避に向けた動きは、月をまたぐことになる模様とクレディスイス証券では解説しています。

東芝(6502)はJPモルガン証券が投資判断を「Neutral」→「Underweight」にしていたことで売られました。NAND型フラッシュメモリーに短期、中期で不透明感があり、株主資本対比での繰り延べ税金資産残高比率も高いと指摘しています。

一方、米国のコーニング社が北米と中国の液晶テレビと家電需要が予想より強いため、ガラス市場全体の10~12月期の販売量見通しを前年比で1桁台前半~半ばの減少→1桁台前半の増加に上方修正したため、液晶用ガラスの改善期待から旭硝子(5201)や日本電気硝子(5214)も値上がりしました。

新薬開発で臨床試験を行う医療機関向け支援(SMO)を行っているアイロム(2372)は固定資産売却益を特別利益として計上する見込みで、2013年3月期の最終利益見通しを9億円→11億円(前期は赤字3億6,400万円)に上方修正したことで買われました。

東急不動産(8815)はみずほ証券が投資判断を「中立」→「買い」に、目標株価も440円→560円に引き上げたことで小幅高となりました。東京オフィス市場の空室率の改善は想定を上回るペースで進捗しており、渋谷再開発計画の概要がより具体化すれば、株価にとってはポジティブ材料になると解説しています。

なお、東証2部市場の小津産業(7487)は東京大学生産技術研究所とセシウムの吸着作用を持つ顔料の一種「プルシアンブルー」をしみこませた不織布の量産技術を確立したと発表し、ストップ高買い気配となりました。

日経ジャスダック平均は1,358円の4円高。シノケングループ(8909)はアパート販売事業が前年を大きく上回り、2012年12月期の最終利益見通しが9億5千万円(前年同期比5%減益)→14億8千万円(前年同期比47%増益)に上方修正したため、ストップ高買い気配となりました。

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