概況/前引け TOPIXは907.00ポイントの16.54ポイント高、日経平均は10,842円の232円高。日銀の1月21日~22日の決定会合で2%の物価目標達成のため、無制限に国債買い入れや、付利撤廃の検討と報じられ、NYタイムで一時1ドル=90円10銭まで円安に進み、東証は全面高。インテルの設備投資計画も好感。

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

 前引けのTOPIXは907.00ポイントの16.54ポイント高、日経平均は10,842円の232円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,421、値下がり銘柄数は184。出来高は18億895万株、売買代金は1兆611億円。

 日銀が1月21~22日に開く金融政策決定会合で、2%の物価上昇率目標を採用することを明記すると日経新聞が報じ、ロイターは物価目標2%の達成が見通せるまでは無制限に国債買い入れなどを続けることを日銀は検討すると伝え、金融機関が日銀に預けている当座預金の超過準備に付く0.1%の金利(付利)の撤廃の是非も議論すると報じました。

 金融緩和期待で、昨日のNY外為市場では円相場は一時1ドル=90円10銭まで円安が進み、約2年7ヵ月振りの1ドル=90円台となりました。
 東京外為市場では1ドル=89円70銭台の取引となっていますが、東京株式市場は円安を好感し、ほぼ全面高となりました。
 円安を歓迎し、ソニーやトヨタやマツダなどの輸出関連が買われ、商船三井などの海運株も値上がりしました。

 ソニー(6758)は平井社長が、2011年度まで8年連続で赤字のテレビ事業については「赤字がなくなる2013年度の段階で一気に攻めに入っていく」と述べ、黒字化達成後は販売台数を絞っている薄型テレビのシェアや販売台数を再び追う考えを示しました。「薄型テレビへの買い替え需要があり、成長が見込める」インドやベトナム、タイなどの新興国でシェア拡大を目指すそうです。

 インテルの2013年の設備投資額が130億ドル±5億ドルと、コンセンサスと見られた80~90億ドルを上回り、2012年の実績も110億ドルなので、前年比でもプラスとなることが好感され、東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)などの半導体製造装置メーカーが買われ、450ミリウエハーのSUMCOも買われました。

 イビデン(4062)はUBS証券が投資判断を新規に「Buy」で、目標株価は1,600円と発表しました。パソコン用MPUパッケージは減速していますが、スマートフォン向けに高採算なアプリケーションプロセッサ(AP)のパッケージ基板が急成長しており、パッケージ基板の高機能化に伴い、技術力の高いイビデンの優位性が増すと紹介しています。
 
 不二越(6474)も買われましたが、ベアリングを中心に、油圧機器、ロボット、専用工作機械、機械工具など幅広い製品群を生産していて、2012年に一時的に減速した中国の都市化、自動化、高機能化の進展の再加速で恩恵を受けることが期待されています。
 三菱UFJモルガンスタンレー証券では2014年11月期の営業利益は166億円(前期比19.4%増益)と予想し、過去最高益だった2007年11月期の168億円の更新が視野に入ると解説しています。

 日経ジャスダック平均は1,512円の9円高。円安メリット関連としてミニショベルなどの建機メーカーの竹内製作所(6432)が買われ、インテルの設備投資増加で半導体製造装置メーカーのニューフレアテクノロジーも買われました。

 東証マザーズ市場ではユーグレナが高く、タカラバイオは揉み合いですが、ナノキャリアやそーせいグループは買われました。

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