指数は戻り相場の初動を示唆 売買代金4年8カ月ぶり900億円台に

概況


新興指数はリーマン・ショック後のボックス圏相場から明確に抜け出し、値動き良好。JASDAQとマザーズの新興2市場合計の時価総額は、震災発生当日以来となる11兆円台を回復してきた。

市場エネルギーも高まりつつある。新興2市場合計の売買代金は、7日、8日と連続して780億円台乗せ(震災直後の大商い水準を上回る)。10日に至っては2008年5月15日以来、4年8カ月ぶりに900億円台をマークした。

”ここパラパラと明らかになっている「緊急経済対策」に、需要創出”という安倍政権の意思が明確に表れていることも、内需株の多い新興市場にとってもフォローとなっている。

新興指数の先行きを、相場リズムから見てみるとどうか。チャートの通り、JASDAQ平均は上げ相場・下げ相場ともにほぼ一本調子で進み、過去4回見られた上昇相場での平均上昇率は「2.7倍」、過去5回あった下落相場の平均下落率は「60%」。

これに対し、2009年3月安値を起点にスタートした足元の上げ相場では、震災の影響を挟んだ分、過去に比べ上昇角度が緩やか。ここまでの上昇率は47%にとどまり、長期目線では、現在は「底ばい相場からの離脱指向ステージ」「戻り相場の初動」ととらえられる。市場関係者からは「チャート上では、震災の影響を乗り越え、『戻り相場リ・スタート』の雰囲気がある」との見方も聞かれる。

JASDAQ平均長期チャート(月足)

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