概況/大引け オプションSQを控え、値がさ株中心に広範囲に下落。一方、ソニーが逆行高で、再生医療関連の渋谷工業や3Dプリンター関連なども値上がり

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けの日経平均は15,880円33銭の241円12銭安、TOPIXは1,296.75の9.48ポイント安。東証1部市場の値上がり銘柄数は595、値下がり銘柄数は1,025。出来高は30億2,058万株、売買代金は2兆5,447億円。

米国雇用統計の前哨戦に位置付けられる企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)社による全米雇用報告は、12月の雇用者数が23万8千人増となり、市場予想の20万人増を上回り、2012年11月以来の高い伸びとなりました。また、12月17日~18日開催のFOMC議事録が公表され、量的緩和策について経済への効果が低下しつつあるとの認識を示したことも、緩和策の縮小を加速させると警戒され、昨日のNYダウは68ドル安の16,462ドルと売られました。

昨日のNYダウの下落を受け、東京株式市場も軟調。明日のオプションSQ算出日を控え、先物が売られ、指数寄与度の高いファーストリテイリング(9983)ファナック(6954)KDDI(9433)の値下がりも目立ちました。

業種別で石油、食品、不動産、その他製品、ノンバンク、鉄鋼などが下落率上位で、値上がりは海運や保険、医薬品に留まりました。

個別銘柄では、自動車部品メーカーのエフテック(7212)が公募増資の発表で売られ、ダイエー(8263)は2期連続赤字見通し、不動産会社のヒューリック(3003)はクレディスイスの新規「UNDERPERFORM」が嫌気。増担保規制の藤倉ゴム(5121)は日中買われる場面もありましたが、後場は再び売り優勢となりました。

一方、ソニー(6758)はスマホ事業で米国と中国に本格進出し、2年後に世界の年間販売台数を2倍に増やす目標を明らかにしたことが好感、渋谷工業(6340)は山口大学と肝臓の再生医療で共同開発契約を締結していることで高く、MUTOHホールディングス(7999)群栄化学(4229)などの3Dプリンター関連も高くなっています。

政府がインフルエンザの治療薬が効きにくい耐性ウイルスが各国で相次いで確認されていることを受けて、耐性ウイルスに効果がある新薬「T-705」を備蓄する方針を固めたと読売新聞が報じ、「T-705」を開発し、承認待ちとなっている富山化学を傘下に持つ富士フイルム(4901)が上昇しました。

日経ジャスダック平均は2,103円86銭の6円48銭高。新興市場では、京都大学iPS細胞研究所や味の素が共同開発したiPS細胞の新しい培養法の研究に参加していたニッピ(7932)がストップ高に。

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