概況/寄り付き TOPIXは900.59ポイントの5.63ポイント安、日経平均は10,768円の110円安。円相場が1ドル=88円68銭と円高方向で、利益確保の売りに反落。トヨタやキヤノンなどの輸出関連や不動産株も安い。一方、首都高の調査研究委員会の発表で日本橋梁などは高い。

概況


日経平均 15分足 MA(25-75)

日経平均 15分足 MA(25-75)

今朝の外国証券6社による寄り前の注文状況は売りが1,570万株、買いは2,300万株でした。

9時16分時点のTOPIXは900.59ポイントの5.63ポイント安、日経平均は10,768円の110円安。東証1部市場の値上がり銘柄数は580、値下がり銘柄数は849。

昨日のNYダウは27ドル高の13,534ドルと5日続伸となりました。12月の米国の小売売上高が前月比0.5%増と、市場予想の0.2%増を上回ったことや、企業業績の改善期待が後押ししました。

今朝の東京株式市場は反落していて、昨日、甘利経済再生担当相が「過度な円安は輸入物価に跳ね返ってくる。国民生活にマイナスの影響も出てくる」と発言したことを受けて、円相場が1ドル=88円68銭近辺と、円高方向で取引されていることが、株式市場でも利益確保に売りを誘発しています。

ファナック(6954)はみずほ証券が1月11日に投資判断を「買い」→「中立」に引き下げ、目標株価も15,000円→14,500円に減額したことを受けて、続落となっています。
ファナックの株価は年明け早々に史上最高値を大きく更新し、17,000円超の株価を記録しました。
しかしながら、株価は足元のファンダメンタルズと乖離が大きくなりつつあり、今後のさらなる株価上昇余地は限定的と見ています。
過去数年間の業績を牽引してきたロボドリルの需要が2014年3月期から減少局面に入ると予想しており、NC装置・サーボシステムを主力とするFA部門の緩やかな回復は見込めるものの、全社業績としては株式市場が期
待するような利益水準の達成は困難と予想しています。

トヨタやキヤノンなどの輸出関連も値下がりし、オリコやアイフルも利益確保の売りに押されています。

株式市場の調整を受けて、保有株式の含み益拡大期待で買われた第一生命やT&Dホールディングスなどの生保株も値下がりしました。

金融緩和期待で賑わってきた、住友不動産などの不動産株も利食いに押されています。

H2Oリテイリング(8242)はゴールドマンサックス証券が投資判断を「買い」→「中立」に引き下げたことで売られました。

一方、首都高速道路会社の調査研究委員会(委員長=涌井史郎・東京都市大教授)が昨日、首都高の約300キロのうち47キロの区間が老朽化し、造り直しや大がかりな修繕が必要と発表し、これらを中心とした大規模な改修には最大9100億円かかると試算したことを受けて、日本橋梁(5912)やPS三菱(1871)や駒井ハルテック(5915)は買われています。

タケエイ(2151)はいちよし経済研究所がレーティングを新規に「A」でフェアバリュー2,800円と発表したことが注目されました。
首都圏を地盤とする建築廃棄物の大手処理業者で、首都圏再開発事業の増加による恩恵が期待できることや、震災ガレキの処理実績が評価されて新たな案件を獲得、業績拡大に弾みがついていると述べ、中期の利益成長率は年率11%と予想しています。

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