先行逃げ切り、前半勝負!! 7、8月には要警戒 真価問われる「午年相場」

概況


日経平均 年足

日経平均 年足

2012年11月にスタートしたアベノミクス相場も足掛け3年目に突入となる。思えば、1人の首相が3つの年をまたいで在位していたのは、06年までの小泉首相以来のことだ。新たに迎える「2014年相場」は、13年同様の素晴らしい展開をたどることができるのか。ここは新年企画らしく、干支やジンクスなどを通じて占ってみたい。言うまでもないが、新年は、12年に1度訪れる十二支の「午年」。また、10年サイクルの十干、「甲」(西暦で末尾に「4」の付く年)と組み合わせると、「甲・午(きのえ・うま)」となり、1954年以来、60年ぶりに巡ってくることになる。

戦後5回の午年相場に共通した傾向は見られるだろうか。それぞれ日経平均の値動きを追うと、ほぼ一環して右肩上がり波動を形成したのは1978年のみで、ほかの4回は1-5月に年間高値を形成。安値形成月で見ても、10-12月が3回を数えた。これだけ見ると、やはり「午尻下がり」が頭をよぎるところ。各月ごとの月足陽陰線は表にまとめた通り。なお、このうち、78年8月の表記が「-」となっているのは、月初の1日終値と月末の31日終値が、ともに「5585円41銭」と同値になり、“十字足”の格好となったため。こうしたパターンは、後にも先にもこのときだけだ。

表の月足陽陰線を集計してみると、2-4月の延べ15カ月が「10勝5敗」。また、6月までの年前半で見ても、「17勝13敗」と勝ち越しているが、これが7月以降の年後半となると「11勝18敗」、とりわけ7、8月は2勝7敗と極端に勝率が落ちている。

これらを見る限りでは、「午年相場は前半勝負」、との見方もできそうだ。消費税率上げ対応としての経済対策や、実施が有力視される追加金融緩和などの効果が年前半に顕在化してくるはず。リーマン・ショック以降の“季節調整のゆがみ”から、この時期公表される米雇用統計などの各種指標が強めの数値になりがちなことも年前半の環境好転を後押しするが、逆に、中盤以降は、消費税上げのマイナス面に視線が向かい、各種指標が弱含みに転じる可能性も小さくない。

ちなみに、過去5回の午年相場はすべて、11月と12月の月足陽陰線が逆の結果となっている(一方、2月と3月はすべて一致)。総じて見れば、「前半高↓半ばから調整局面入り↓年末にかけ流れが変わり逆襲高相場に発展」といった展開も読めてくるが、思えばこれは、2013年相場とも共通してくることになる。果たして、歴史は繰り返すのか?

午年の日経平均月足陽陰線
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
年間
高値
年間
安値
1954年 甲・午
(きのえ・うま)
1月 3月
1966年 丙・午
(ひのえ・うま)
4月 12月
1978年 戊・午
(つちのえ・うま)
12月 1月
1990年 庚・午
(かのえ・うま)
1月 10月
2002年 壬・午
(みずのえ・うま)
5月 11月
2014年 甲・午
(きのえ・うま)
戻る