概況/大引け 証券優遇税制廃止に伴う節税売りも本日が最後で、明日からの需給改善が期待。日経平均は6連騰で、16,000円台を回復

概況


TOPIX 15分足 MA(25/75)

TOPIX 15分足 MA(25/75)

大引けの日経平均は16,009円99銭の120円66銭高、TOPIXは1,258.18の0.63ポイント高。東証1部市場の値上がり銘柄数は755、値下がり銘柄数は870。出来高は25億7,068万株、売買代金は2兆869億円。

株価対策として2003年に証券優遇税制が導入され、売却益や配当金への課税が20%→10%に引き下げられていましたが、今年末で廃止され、来年からは20%に戻ります。課税が10%のうちに売却する換金売りが上値抑制要因として警戒されてきましたが、本日が年内の受け渡し最終売買日なので、明日からは売り圧力も軽減されるという期待から、本日の日経平均は値上がりしました。

ただ、値下がり銘柄数の方が多く、TOPIXは取引時間中は前日比マイナスが続き、大引け間際に辛うじて、値上がりにこぎ着けました。

業種別では紙パルプや海運、建設、小売などが値上がり率上位で、値下がり率上位は石油、鉱業、電力ガスなどでした。

個別銘柄では、ソフトバンク(9984)が今年7月に米国携帯電話3位のスプリントの株式を約1兆8千億円で買収したばかりですが、2014年春にはスプリントを通じて、米国の携帯電話4位のTモバイルUSも買収する方針で、買収額は2兆円超の見通しと報じられたため、財務悪化への警戒から値下がりしています。

来年度の政府予算案で公共事業は特別会計の廃止に伴う見かけ分の増額分も含め、12.9%増の6兆円となっていることから、大豊建設(1822)熊谷組(1861)日本橋梁(5912)などの国土強靱化関連が買われました。

ジャパンベストレスキューシステム(2453)は、2013年2月に子会社化したバイノス社が新種の微細藻類「バイノス」を使用し、福島県で道路除染を受注していて、バイノスに抗インフルエンザ成分が含まれているため、鳥インフルエンザ対策関連としても注目されているようです。

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