概況/前場 TOPIXは781.56ポイントの2.06ポイント高、日経平均は9,424円の35円高。ユーロ圏財務相会合がギリシャ債務圧縮計画で合意し、融資再開が安心され、東証は小幅高。アイフルは小反落だが国土強靱化関連は値上がり。

概況


前引けのTOPIXは781.56ポイントの2.06ポイント高、日経平均は9,424円の35円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は978、値下がり銘柄数は529。出来高は10億3,902万株、売買代金は6,142億円。

ユーロ圏財務相会合がギリシャの債務の対GDP比率を現在の170%→2020年に124%に圧縮させる計画で合意し、6月から凍結中のギリシャ向け支援融資を再開することとなり、欧州通貨のユーロが値上がりし、欧州不安の後退で東京株式市場も小幅高となりました。

日経平均 15分足 MA(25)、MA(75)

日経平均 15分足 MA(25)、MA(75)

東京株式市場では貸金業法の規制緩和期待で買われていたアイフルは小反落となりましたが、新政権の下で国土強靱化法案成立への期待で不動テトラやライト工業、NIPPOなどの公共投資関連が買われました。

東洋紡(3101)は大和証券がレーティングを「3」(=中立)→「1」(=買い)に引き上げ、目標株価は150円と解説したことで買われました。上期はLCD向け等の光学フィルム需要が堅調に回復し、セラミックコンデンサー用途の収益も拡大。タッチパネル用フィルム市場への参入も検討しているそうです。中期的には神経再生誘導チューブ等の新製品が利益成長を牽引する可能性があると述べています。病気や事故などで神経が破損した場合の治療に使用される予定で開発・承認手続きも順調に進展している模様。潜在需要が大きく、2015年度に50億円程度の売上を目指していると紹介しています。

大研医器(7775)は野村証券から手術・入院・救命救急・在宅等向けでユニークな医療機器市場を創造していると紹介され、値上がりしました。手術室や病棟で血液などを吸引し感染を防ぐディスポーザブル吸引器や、患者による麻酔剤などの投与・管理を安全に行えるPCA(Patient Control Analgesia)機能付きシリンジェクターなどを生産しています。新製品は咽頭冷却装置(救命救急市場)が2014年3月から、手術中に片肺のみを停止させる肺分離換気装置(麻酔分野)も計画されていると紹介しています。

一方、円相場が1ドル=81円98銭前後、昨日に比べて円高気味となっているため、トヨタや日産は反落しました。ドル円相場の1ドル=82円は輸出企業の採算為替レートであり、月末を控え、輸出企業からのドル売りも想定されるといった解説も聞かれました。

日経ジャスダック平均は1,352円の0.20円高。東証マザーズ市場のサイバーエージェント(4751)はSMBC日興証券がレーティングを「2」(=中立)→「1」(=アウトパフォーム)に、目標株価も21万6千円→23万6千円に引き上げたことで買われました。他社のソーシャルネットワークサービス(SNS)にコンテンツを提供するSAP収入(メディア関連事業セグメント)が想定以上に好調で、2013年9月期の第1四半期は「Amebaスマホ」のプロモーション費用が嵩み大幅な営業減益の見通しですが、プロモーションが収入増に反映される第2四半期には利益急回復が見込めると解説しています。

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