概況/大引け 東京市場は軟調な展開。SQを控え、円安一服で、ミクシィのストップ安で投資家心理の悪化も警戒。ソフトバンクは9,000円台乗せ

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けの日経平均は15,515円06銭の96円25銭安、TOPIXは1,250.45の5.88ポイント安。東証1部市場の値上がり銘柄数は425、値下がり銘柄数は1,209。出来高は23億4,948万株、売買代金は2兆1,171億円。

銀行に対して自己勘定の取引を規制する「ボルカールール」の導入時期が2015年7月と1年延期になりましたが、米国議会の超党派委員会での財政合意が量的緩和の縮小を早めると警戒されました。1,090億ドル規模の強制歳出削減が緩和されることになり、景気に対する下押し圧力も減るので、来週17日~18日のFOMCでは量的緩和の縮小に踏み出すかもしれないと意識されています。

来週のFOMCに対する不透明要因から、為替市場では利益確定の動きが出て円安進行が一服、日本では今週金曜日のSQを控えた思惑的な売買も警戒され、東京株式市場は軟調な展開となりました。業種別では、紙パルプやゴム、倉庫、保険、精密、電力、不動産などが値下がり率上位で、値上がりは情報通信と建設のみです。

エイチーム(3662)が12月6日に韓国のNHNエンターテインメントとの資本業務提携を発表したことで、3日連続のストップ高となりました。ただ、昨日連想買いで高騰したKLab(3656)DeNA(2432)は売られ、ミクシィ(2121)はゴールドマンサックスの格下げからストップ安になり、個人投資家心理を悪化させました。

円安が一服し、日産(7201)トヨタ(7203)などが値下がりする中で、富士重工(7270)は小幅高と違いを見せました。日本では2014年度に軽自動車税が増税されますが、富士重工は軽自動車を3台売るより、レガシィを1台売る方が収益が大きいため、2012年2月に軽自動車の生産から撤退しており、米国で来年夏に新型レガシィを投入するので販売拡大が期待されています。

共英製鋼(5440)は三菱UFJモルガンスタンレー証券が投資判断を「Neutral」→「Underperform」に引き下げたことが嫌気され、プレス工業(7246)はCB発行による希薄化が懸念されています。

一方、ゲーム関連の下落により、投資資金が回帰したソフトバンク(9984)は逆行高で、9,000円台に乗せています。TASAKI(7968)はアベノミクス効果で上方修正を発表、アベノミクスの恩恵も見直され、補正予算案の閣議決定を前に、熊谷組(1861)飛島建設(1805)鉄建建設(1815)など低位の建設株が値上がり率上位に林立しました。

日経ジャスダック平均1,996円43銭の3円89銭安。ツイッターが上場来高値を更新したため、デジタルガレージ(4819)が買われ、東証からストップ高の値幅制限が拡大されたウィズ(7835)ユークス(4334)も物色されました。

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