概況/前引け 前引けのTOPIXは891.73ポイントの12.68ポイント高、日経平均は10,677円の99円高。日銀の物価目標設定期待で円安を好感。マツダはメリルリンチが格上げ。日本農薬は野村証券が円安メリットで格上げ。金融緩和による保有株高効果で銀行株も高く、T&Dはみずほ証券が格上げ。

概況


日経平均 15分足 MA(25-75)

日経平均 15分足 MA(25-75)

 前引けのTOPIXは891.73ポイントの12.68ポイント高、日経平均は10,677円の99円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,158、値下がり銘柄数は406。出来高は22億7,517万株、売買代金は1兆41億円。

 安倍首相が昨日の経済財政諮問会議で、日銀の白川総裁に「物価目標2%」の設定を改め要求したことから、金融緩和期待で円相場は再び1ドル=88円台と円安方向に向かい、東京株式市場も続伸となりました。

 朝日新聞は1月21日~22日の日銀金融政策決定会合では、安倍首相の要請を踏まえ、2%物価上昇率の目標の導入も決め、資産買取基金も現在の101兆円から10兆円超増やす案も検討すると報じました。
 日銀内では月々の国債などの買入れ額だけを決め、物価目標の達成に向け、期限を設けずに買入れを続ける新たな緩和方法も議論されていると伝えています。

 円安を歓迎し、自動車株が高く、マツダ(7261)はメリルリンチ証券が投資判断を「中立」→「買い」に、目標株価も130円→225円に引き上げたことで賑わいました。 
 新型エンジンの「Skyactiv」を搭載した新車モデルの生産台数増に連動した収益力の改善期待が強まることや、円安メリットが大きいことから、2013年3月期を起点に、4年間平均成長率は50%と非常に高い成長を予想しています。

 金融緩和期待による株高で保有資産の増加期待や、証券部門の採算改善期待から、みずほフィナンシャルグループ(8411)や三井住友フィナンシャルグループ(8316)が昨年来高値を更新しました。

 太陽生命や大同生命を傘下に持つT&Dホールディングス(8795)はみずほ証券が投資判断を「中立」→「買い」に、目標株価を820円→1,300円に引き上げたことが好感されました。
 生保セクター内でT&Dホールディングスは第一生命(8750)に次いで金利感応度が高いため、EV、株価は、
金利低下局面ではマイナスの影響を受け、金利上昇局面ではプラスの影響を受けるそうです。
 株価がソニーフィナンシャルホールディングス(8729)と比較してアウトパフォームしているのは、「追加金融緩和→デフレ脱却→長期金利上昇」という流れが市場で一部織り込まれているためだそうです。
 資産構成比に占める株式の割合をみると、太陽生命(4.7%)、大同生命(3.7%)の水準は、上場3社の中では第一生命(6.6%)に次ぎ、殆ど株式保有のないソニーフィナンシャル(0.7%)との間に位置するので、日経平均上昇による有価証券資産の評価益の押し上げ効果は、第一生命に次いで高いと紹介しています。
 
 日本農薬(4997)は野村証券が投資判断を「Neutral」→「Buy」に、目標株価を410円→570円に引き上げたことに刺激を受けました。会社前提は1ドル=78円ですが、1円の円安で営業利益が8千万円増加するので円安は追い風と指摘しています。

 日経ジャスダック平均は1,471円の7円高。本社跡地の再開発への期待からニッピ(7932)が2日連続ストップ高となり、シンバイオ製薬(4582)も抗がん剤2剤の臨床試験開始計画が報じられたため、続伸しストップ高となりました。

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