概況/大引け 欧米株安や円高から東証は幅広い銘柄が下落、日経平均は一時423円安。自動車や金融などが軟調

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けの日経平均は15,407円94銭の341円72銭安、TOPIXは1,240.99の21.55ポイント安。東証1部市場の値上がり銘柄数は199、値下がり銘柄数は1,483。出来高は25億4,009万株、売買代金は2兆3,876億円。

昨日の欧米株安や円安進行の一服で、東京株式市場はほぼ全面安。円安一服でトヨタ(7203)や日産(7201)などの自動車株が値下がりし、リスク回避の姿勢から三菱UFJ(8306)などの金融株も売られました。保険や証券、紙パルプ、ノンバンク、ガラス土石が業種別の値下がり率上位に並んでいます。

金曜日の米国雇用統計が強い結果となると、量的緩和策の縮小も意識されるので、東京株式市場も発表前は動きにくいようです。

大和証券では昨日の欧州株式市場が下落したので、日経平均先物には欧州系証券の手仕舞い売りの可能性があると解説しています。ユーロ圏が英国や日本に遅れて来年初から導入するバーゼルⅢへの対応に伴う手仕舞いの可能性があるそうです。欧州中央銀行は域内銀行128行のストレステストを実施しますが、査定するのは2013年12月末時点の財務諸表なので、各銀行の資産圧縮の動きもあるのでないかと見ています。

三菱UFJモルガンスタンレー証券では、ドイツの株価指数が11月末に年初来高値を更新しており、今後期待通りに景気や業績が改善しないと、欧州株の組み入れを引き下げる投資家も出てくると指摘しています。中期的には欧州株から日本株への資金シフトが起きるかも知れませんが、短期的には投資家ががリスク回避的になり、米国株や日本株にも悪影響を与える可能性が高いと述べています。

ファーストリテイリング(9983)は、11月の既存店売上高が前年同月比7.7%増と2ヵ月振りにプラスとなりましたが、株価は下落しました。中旬以降の急激な冷え込みと11月22日からの創業感謝祭で、ヒートテックやカシミヤを中心に大きく売り上げを伸ばしましたが、感謝祭を中心に売上が伸びたことから決してポジティブではないと、ゴールドマンサックス証券では計画やや未達の収益目線は不変と解説しています。

買われた銘柄は乏しい状態でしたが、11月15日に任天堂が1.5%の株式取得で急騰したドワンゴ(3715)がその後の揉み合いを経て、再び上昇しました。椿本チエイン(6371)はクレディスイス証券が投資判断を「Neutral」→「OUTPERFORM」に引き上げています。

日経ジャスダック平均は1,987円05銭の10円00銭安。プリント基板大手のメイコー(6787)は公募増資などで発行済み株式数が最大で38%増える見通しが嫌気されストップ安となりました。ニューフレアテクノロジー(6256)は三菱UFJモルガンスタンレー証券が投資判断を新規に「Outperform」と設定したことが注目されました。

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