概況/大引け 東京市場は反発、NYダウの上昇や102円台の円安、海運業界のLNG船大量発注計画が好感

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けの日経平均は15,727円12銭の277円49銭高、TOPIXは1,261.04の13.96ポイント高。東証1部市場の値上がり銘柄数は998、値下がり銘柄数は625。出来高は22億7,616万株、売買代金は1兆9,675億円。

昨日のNYダウが続伸上昇したことや、1ドル=102円台の円安、海運業界がLNG船の大量発注を計画しているニュースが刺激材料となり、東京株式市場は反発。

昨日、ドイツでメルケル首相率いるキリスト教民主社会同盟と最大野党の社会民主党が連立政権樹立で合意し、政局安定に対する安心感でユーロが買われ、対ユーロで円安となりました。日本では昨日、日銀の白井審議委員が講演と記者会見で物価上昇2%目標を掲げている以上やれることは全てやると述べ、金融政策への信認が低下する場合についても追加緩和を検討すべきと語ったことが円売りを加速させました。

円安を受けて、日立(6501)富士重工(7270)オムロン(6645)などが買われました。日立は社会インフラ事業の拡大やスマートトランスフォーメーションプロジェクトと呼ばれるコスト削減施策の効果、円安効果で、今期は1991年3月期の過去最高益5,061億円を23年ぶりに更新すると期待されています。

北米産シェールガスの対日輸出開始や豪州でのLNGの大型設備稼働に対応し、日本の大手海運3社が2020年までLNG船を90隻発注するという記事が日経新聞に掲載されたため、佐世保重工(7007)三菱重工(7011)が買われ、商船三井(9104)などの海運株も業容拡大が期待されました。

業種別の値上がり率上位には海運、ノンバンク、紙パルプ、精密、鉄鋼、金属、非鉄、機械、電機などが並びました。一方、原油安でコスモ石油(5007)国際石油開発(1605)などは冴えない展開です。

日医工(4541)は、コミットメント型ライツ・オファリング(上場型新株予約権の無償割当)により資金調達を実施すると発表したことが嫌気されました。空気圧機器メーカーのSMC(6273)は、野村証券が投資判断を「Buy」継続で、目標株価を26,100円→29,200円に引き上げたことが好感されました。

日経ジャスダック平均は1,970円49銭の3円96銭高。USEN(4842)がローソンと共同でスマートフォン向けに月額490円の定額音楽配信を12月3日に始めることが注目され、値上がりしました。マザーズのミクシィ(2121)がストップ高となりましたが、自社開発ゲーム「モンスターストライク」(モンスト)にヒットの兆しが出てきたことが注目されているようです。

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