概況/前引け TOPIXは875.66ポイントの3.78ポイント高、日経平均は10,559円の51円高。フランスの格下げの噂でユーロ売り円高から朝方は1ドル=86円83銭と円高が進み、日経平均も109円安だったが、円安に戻り、日経平均も切り返す。

概況


日経平均 15分足 MA(25-75)

日経平均 15分足 MA(25-75)

 前引けのTOPIXは875.66ポイントの3.78ポイント高、日経平均は10,559円の51円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は907、値下がり銘柄数は618。出来高は19億2,818万株、売買代金は9,673億円。

 昨日の海外市場では格付け会社がフランスの格付けを引き下げる準備を進めているという噂が浮上し、ユーロが売られ、安全資産としての円高が進みました。
 ただ、フランスの当局者は噂は誤りと否定したため、円買いも長くは続かなかったようです。
 
 円相場は今朝8時57分に1ドル=86円83銭と円高が進みましたが、円高には歯止めがかかり、その後は1ドル=87円45銭近辺の円安方向に戻ったため、日経平均も9時4分の前日比109円安の10,398円を安値に持ち直し、切り返しました。

 円高で朝方は値下がりしていたトヨタや本田などの自動車株も前日比プラスに戻り、オリコやアイフルが引き続き商いを集め、野村ホールディングスやマネックスグループなどの証券株も買われました。
 
 東宝(9602)が不動産事業を一本化にするために、子会社の東宝不動産(8833)を完全子会社化すると発表し、買付価格は1株=735円だったため、東宝不動産はストップ高買い気配となっています。
 東宝不動産の子会社で道路メンテナンスや映画興行を行っているスバル興業(9632)や阪急・東宝グループの東京楽天地(8842)もグループ再編期待から買われました。 

 三菱重工(7011)は大和証券がレーティングを「3」(=中立)→「1」(=買い)に引き上げことが耳目を集めました。
 日立との火力発電システム事業統合は、グローバル競争力の強化に向けた大きな一歩と評価し、同時期に発表された米P&W社からの中小型ガスタービン事業買収も含め、製品ラインナップや営業地域の拡大、価格競争力の強化により、原動機事業部門の収益基盤拡充や増強が期待できると評価しています。
 政権交代による防衛関連予算の拡充や国内原子力発電所の再稼動の可能性が出てきたこともプラス要素と紹介しています。
 2017年に岩国基地への配備が決定した戦闘機「F35」について、三菱重工は国内での取りまとめ企業としての役割が決定しており、1機当たり96億円(部品を含めれば102億円)の売上高が計上されるそうで、既に2012年度予算では600億円が計上されており、2016年度には4機導入が決定しているそうです。

 オリンパス(7733)はモルガンスタンレーMUFG証券が投資判断を新規に「Overweight」で、目標株価は2,200円と発表したことに刺激を受けました。
 内視鏡は3月に欧州で、5月には北米で約7年ぶりの新製品を発売し、国内でも2013年1月に約10年ぶりの新製品を発売予定で、今後5年間の年平均成長率は11%と高成長と予想しています。
 財務諸表の虚偽で東証は2012年1月21日に特設注意市場銘柄に指定しました。指定を受けた企業は1 年が経過した時点で内部管理体制確認書を提出することが義務付けられています。
 過去にIHI、フタバ産業、アイロムホールディングスなどは確認書提出から平均3ヵ月で解除されているので、オリンパスも2013年1月21日以降に確認書提出予定なことから、問題がなければ2013年上期中には指定解除される可能性があると紹介しています。
 
 日経ジャスダック平均は1,456円の0.03円高。中古マンションやビルを仕入れ、再生して富裕層に販売しているADワークス(3250)が金融緩和の恩恵を受けるという期待からストップ高となりました。
 
 創通(3711)はソーシャルゲームに係る版権収入(ガンダム)が順調に推移し、第1四半期の営業増益は前年同期比38.8%増益となったことで買われました。

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