概況/大引け 週間で1,000円超の値上がりの反動から、本日は利食い売りで揉み合い。ただ、ゲーム関連やノンバンクが上昇

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けの日経平均は15,164円30銭の1円62銭安、TOPIXは1,241.67の2.63ポイント高。東証1部市場の値上がり銘柄数は809、値下がり銘柄数は789。出来高は28億4,051万株、売買代金は2兆4,854億円。

先週の日経平均の上昇幅は1,079円(上昇率は7.7%)と、週間の上げ幅が1,000円を超えたのは2002年3月以来11年8ヵ月振りの出来事となりました。

本日は、先週の大幅反発の反動や利益確定の売りも出て、月曜日ということもあり、揉み合いとなりました。自動車株や不動産株が揉み合いで、通信株も足踏み状態。

一方、任天堂(7974)が1.5%の株式を取得したドワンゴ(3715)が先週末に続き大幅高で、グリー(3632)ボルテージ(3639)などのゲーム会社が物色されました。暴力団関係者への融資問題で敬遠されてきたオリコ(8585)アイフル(8515)などのノンバンクも出遅れ感が注目されたのか値上がりが目立ちました。

また、消費税増税で売上減が警戒されているため、企業は集客力を高めるために広告宣伝を活発化するという期待から、電通(4324)が買われました。クックパッド(2193)カカクコム(2371)などサイトの閲覧者が多く、メディア価値が上昇し、広告収入が拡大している企業も上昇しています。

インターネット通販の隆盛で、物流センターの建設も増えているため、ダイフク(6383)椿本チエイン(6371)などの搬送システム企業の株価も堅調でした。

反面、経済産業省が電力会社に買い取りを義務づける太陽光発電の買い取り価格を、2013年の1キロワット時38円→2015年度に30円に引き下げる案が浮上していると報じられ、太陽光発電システムの販売減少が警戒され、サニックス(4651)が売られました。家庭で使えるように交流に変換するパワーコンディショナーの販売も減少が警戒され、日新電機(6641)新電元工業(6844)も軟調な展開です。

日経ジャスダック平均は1,955円74銭の10円55銭高。太陽光発電関連のウエストホールディングス(1407)は売られましたが、経産省が風力発電と地熱発電を拡大する考えなので、日本風力開発(2766)は急騰しました。環境・建設コンサルタントのいであ(9768)は、昼休み中に発表した上方修正、増配が好感されました。

なお、JPモルガン証券では、今週中には「公的・準公的資金の運用・リスク管理等の高度化等に関する有識者会議」の最終報告がおそらく公表されると紹介しています。一部の海外投資家がこの報告で直ちにGPIF(公的年金運用機関)の株式投資が増えると勘違いしている可能性もあるので、一時的には失望の材料となるかもしれないが、やや長い目でみればリスク性資産の買いが増えることは明らかに好感されるだろうと解説しています。

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